「ウィズコロナ」「アフターコロナ」には、合わない業態や産業が急激に衰退していくと考えられる今。身につけておきたいのは、いつでも転職できる力=転職力です。そこで今回は、面接官に確認・評価される人材になるためのスキルについて、キャリアアドバイザーが解説します。
Cinq読者の皆さま、おはようございます。キャリアアドバイザーAです。
梅雨明け前の大雨で、日本全国の各地で大きな被害が出ています。被害に遭われた地域の皆様に、心からお見舞い申し上げます。
毎年、●十年に一度の大雨、というような表現をされる豪雨が襲ってくるようになりました。
日本は経験則が全く通じない想定外の雨が毎年降る国になってしまったのだと実感します。これからの本格的な夏の暑さも心配ですし、復旧のためのボランティア活動も、新型コロナの流行から従来通りにはいかない、本当に難しい時代に私たちは生きているのですね。
今、唯一できることは「募金」です。今は、例えばTポイント等でも募金できる仕組みがあるので、心掛けて募金活動を行っていこうと思います。
さて、2020年も後半戦ですが、今後はいわゆる『ウィズコロナ』『アフターコロナ』には合わない業態・産業が、急激に衰退し、淘汰されていくフェーズに入ってくるでしょう。
それは、かつて栄えた炭鉱が次々閉山し、馬車や路面電車が消えていった代わりに、石油燃料業界が伸長し、自動車が増えていったように、です。手紙を書く人が減り、LINEやメールが増えたように、新しい業態の模索をする時期。私たちは、そんな【時代の過渡期】にいることを自覚しましょう。
ある日突然、『明日転職しなければならなくなった時』、何から手を付けて良いのか全く分からずに、呆然と立ち尽くすのみ。そんな事態に陥らないようなヒントを、これからも配信していきたいと思います。
転職活動で求められるスキルとは
今日は、いつでも転職できる力=転職力 についてお伝えしていきたいと思います。
現時点での自分自身の【転職力】をチェックしながらお読みいただければと思います。
採用面接の場面で、私たちは次のような視点で面接官に確認・評価されています。
1.専門性(業界知識、技術力、業務知識)
常に最新の業界知識に触れるように工夫しているか?
会社の研修だけに頼らずに自己研鑽する機会を持つように意識しているか?
同業他社の動向について、情報収集する習慣が身に着いているか?
2.コミュニケーション力
業務遂行の際、受け身の姿勢でなく、自ら進んで行動しているか?
自分だけでなく、周りを巻き込んで進めることができるか?
担当部署だけではなく、他部門とのコミュニケーションも積極的に行っているか?
3.問題解決力
想定を超えた困難な状況に直面した時に、粘り強く業務遂行する責任感を持っているか?
指示されたことをただ漫然とこなしていないか?
4.マネジメント能力
どのくらいの人数をマネジメントしてきたか?
各々の部下の個性を見極め、能力をのばすよう工夫しているか?
常に納期を意識してプロジェクト全体を俯瞰で見るように心掛けているか?
これらの能力が【転職力】です。
ご覧いただいたように、【転職力】はポータブルスキル。業界・業種を超えて持ち運んでいくことができるスキルです。これらは、日々の仕事の積み重ねで鍛えられ向上されるもので、一朝一夕に身に着けることができません。
誰かの指示通りに「ただ何となく」仕事をしていると、この様な力を身に着けることはできないのです。