・BTS(防弾少年団)のJ-HOPEが、父親にダンスを強く反対されていた過去のエピソードを明かした。
・学校の先生だったお父さんは、勉強せずにダンスに夢中の息子を快く思っていなかったよう。
・しかし過去、かつての教え子が、実際は息子の活躍を誇りに思う父親であることを証言し、話題になったことがある。


テレビ番組で、過去のエピソードを明かしたBTSのJ-HOPE

3月12日、BTS(防弾少年団)のJ-HOPEが、KBS 2TVのミュージックトークショー『The Seasons-パク・ジェボムのDRIVE』にゲスト出演。新曲『on the street (with J. Cole)』など、数曲のステージパフォーマンスを披露した。

番組では、MCのパク・ジェボムとトークを展開、親にダンスを反対されたという過去のエピソードなども明かした。

J-HOPEがダンスを本格的に習い始めたのは14歳の頃。光州(カンジュ)広域市出身の彼は、東方神起(TVXQ)のユンホ、BIGBANGの元メンバーV.I(スンリ)、2NE1(トゥエニーワン)のMINZY(ミンジ)らも通ったダンスアカデミーでダンスを学んだことが知られている。

MCのパク・ジェボムが「踊り始めた時、ご両親は心配されたか?」と質問すると、J-HOPEは「大反対された。父が僕の通っていた学校の文学の先生だった。“頭のいい子が、急にどうしてダンスにハマったのか”と言われた」と打ち明けた。

「ダンスもやって勉強も頑張れば良かったのでは?」と問われると、「僕にはそれができなかった」と正直に答え笑いを誘う。そして「ダンスが大好きで明け方まで練習をして、家に帰るのが遅くなった。それで父が反対した」と伝えた。

そんな彼のお父さんにまつわるエピソードが、過去に韓国オンラインコミュニティーで話題になったことがある。

それは2019年4月に、有名コミュニティーサイトNATEパン に投稿された「高1の時の担任が、J-HOPEのお父さんだった」という内容の書き込み。

当時の投稿主の年齢から逆算すると、エピソードは2015年~2016年頃のことのよう。

「光州の高校出身なんだけど、高1の担任の先生がJ-HOPEのお父さんだった。文学の先生で、とても良い方。覚えてるのは、バンタン(BTS)初の1位か、ただの1位だったか、とにかく音楽番組で1位になった時、私のクラスの“夜間自習”を全部抜いてくださった」と書かれている。

実はこれ、とても珍しいことで、学生にとっては何ともラッキーな出来事。

“夜間自習”とは「야간자율학습(夜間自律学習)」のことで、韓国の中学校や高校では、授業が終わっても夜遅くまで学校に残って勉強する学生が多く、遅い時は夜10時まで残る場合もあるという。

しかも大変なのは、“自習”とは言っても、ほぼ強制参加なこと。よっぽどのことが無い限り、簡単に抜け出すことはできないそうだ。

つまり投稿主が伝えたのは「BTSが音楽番組で1位になった時、担任の先生(J-HOPEのお父さん)が、特別に“自習”を休みにしてくれた」という話であり、息子の活躍を誰よりも喜んでいたのが、実のお父さんだったというわけだ。

この書き込みが話題になると、投稿主はさらに追加のエピソードを明かした。

生徒たちが「バンタンが1位になったから、おいしいものおごってください」とせがんだら、「なんでおごってって言うんだよ!」と言いながらも、夜食のハンバーガーのセットを買ってくれたという。そんな先生の対応を、投稿主は“ツンデレ”と表現している。

このエピソードを教えてくれた投稿主にとって先生は「J-HOPEの父親」というよりも「高校生活のスタートを本当によくサポートしてくれた、ありがたい先生」という印象が強いそう。

「このような立派な先生のもとで育ったJ-HOPEが成功するのは当然!」と伝えている。

勉強せずにダンスに没頭する息子を、最初は快く思っていなかったというお父さん。

BTSが有名になり、在職する高校でJ-HOPEの父親だという噂が広まってしまうと「彼はうちの息子ではない」と答えるようになったそう。

しかし、そんなお父さんについてJ-HOPEは「今は誰よりも応援してくれている。この番組も見て喜んでくれるだろう」と話す。番組MCのパク・ジェボムも「両親はいつもNO.1のファンだ」と共感した。