メーガン妃と、ヘンリー王子 Photo: Shutterstock
ヘンリー王子とメーガン妃が、娘リリベットちゃんに「王女」の称号を使用し話題となっている。
3月3日(金)、2021年4月に誕生したヘンリー王子とメーガン妃の長女リリベットちゃんの洗礼式が、聖公会ロサンゼルス教区のジョン・テイラー司教のもとで執り行われた。洗礼式はあくまでプライベートなもので、参列したゲストは20人から30人ほどだったという。
夫妻の広報担当者はこの報告を行う中で、リリベットちゃんが「王女」の称号を使うことを認めたという。
夫妻が娘に対し「王女」という称号を使用したのはこれが初めてだが、これにより、夫妻が今後3歳の長男アーチー君、そして1歳のリリベットちゃんに「王子」「王女」の称号を使用する予定であることがはっきりした。
昨年9月、前君主であるエリザベス女王が亡くなったことにより、現チャールズ国王の孫にあたるアーチー君、リリベットちゃんには王室のルールにのっとって「王子」「王女」の称号が与えられることになった。
米ピープル誌によると、このルールは1917年、国王ジョージ5世の治世に導入されたものだという。
しかし、ヘンリー王子とメーガン妃は2020年にアメリカに移住しており、子どもたちもイギリスを訪れる機会はほとんどない。
さらに、夫妻はこれまでにたびたび王室批判を展開していることから、チャールズ国王がアーチー君とリリベットちゃんへの称号授与を許可しない可能性は十分に考えられる。
一方、ヘンリー王子とメーガン妃は、警備などの安全面から子供たちへの称号授与を希望しているとされてきた。
なお、アーチー君の「王子」やリリベットちゃんの「王女」の称号が使用されるのは公の場のみで、日常生活で使われることはないそうだ。
そんな中、3月9日(木)に発表された新たな声明で、夫妻の広報はGMAに対し、「子供たちの称号は、祖父が君主になって以来、生まれながらの権利でした。この問題は、バッキンガム宮殿と足並みをそろえ、以前から解決済みです」とコメントし、称号使用に関して王室とは対立していないことを明らかにした。
また、王室側も現在の王室継承ラインをウェブサイト上に更新。アーチー王子は「Prince Archie of Sussex」、リリベット王女は「Princess Lilibet of Sussex」となっている。