トム・ハンクス、リタ・ウィルソン
トム・ハンクスの最新作『オットーという男』が、大ヒット上映中!この度、本作プロデューサーも務めるリタ・ウィルソンのインタビュー、さらにはリタが歌う主題歌「Till You’re Home』のミュージックビデオ映像が到着した。
世界中で愛される名優トム・ハンクスが演じるのは、町一番の嫌われ者!なのに、好きにならずにはいられない!
オットーは町内イチの嫌われ者でいつもご機嫌斜め。曲がったことが大っ嫌いで、近所を毎日パトロール、ルールを守らない人には説教三昧、挨拶をされても仏頂面、野良猫には八つ当たり、なんとも面倒で近寄りがたい…。それが<オットーという男>。
そんな彼が人知れず抱えていた孤独。最愛の妻に先立たれ、仕事もなくした彼は、自らの人生にピリオドを打とうとする。しかし、向かいの家に越してきた家族に邪魔され、死にたくても死ねない。それも一度じゃなく二度、三度も…。世間知らずだが、陽気で人懐っこく、お節介な奥さんマリソルは、オットーとは真逆な性格。小さい娘たちの子守や苦手な運転をオットーに平気で頼んでくる。この迷惑一家の出現により “自ら人生をあきらめようとしていた男”の人生は一変していく――。
世界的ベストセラー小説「幸せなひとりぼっち」を、『プーと大人になった僕』のマーク・フォースター監督、プロデューサーもトム・ハンクスでハリウッドリメイク!
オットーを演じるのは2度のアカデミー賞(R)に輝くトム・ハンクス。世界中で愛される彼が、パブリックイメージとは真逆の嫌われ者を演じ切る!監督は『プーと大人になった僕』のマーク・フォースター。原作はスウェーデン発の世界的ベストセラー小説「幸せなひとりぼっち」。同タイトルで映画化され2017年のアカデミー賞(R)外国語映画賞にノミネートされた。この作品に魅せられたトムが自らプロデューサーも務める。オットーの喜怒哀楽や心の変化を演じたトムの演技には誰もが心を揺さぶられ、<オットーという男>を好きにならずにいられないだろう。正反対な家族との日々を通して、もう一度「生きる希望」を見つけていく男の物語を、ユーモアあり、涙ありで描いた感動作。
愛する人がこの世からいなくなったとしてもその愛は続く…主題歌の温かなメロディとリタ・ウィルソンの歌声にも注目!
本作の主題歌「Til You’re Home」を手掛けるのは女優だけではなくシンガーソングライターとしても活動しているリタ・ウィルソン。
本作のプロデューサーであり、主演トム・ハンクスの妻でもあるリタが、マーク・フォースター監督からの依頼で曲を手掛けることになった。本作のテーマを曲で表現する方法を考えていたリタは、以前友人からかけられた慰めの言葉を思い出したという。「父が亡くなったとき、親友から言われたんです。『これからも会話は続くよ』って。それがずっと心に残っていて、その言葉を呼び起こすような歌を作りたいと思ったんです。2人の人間が交わしている会話のように聞こえる歌を。たとえその二人が同じ場所にいないとしてもね。」と、話す。
この主題歌は、注目の若きラテン・スター、セバスチャン・ヤトラとデュエットしている。「オットーが妻に歌っている曲という風に考えることができますが、同時に妻が彼に歌っているとも考えられると思ったんです。」と、歌を通して、オットーと妻が一緒にいられるという状況を作りたかったと振り返っている。
オットーを最初に世に送り出したのは、スウェーデンの作家フレドリック・バックマンの世界的ベストセラー「A Man Called Ove(邦題:幸せなひとりぼっち)」だ。世界各国で読まれたこの小説は、42週連続でニューヨークタイムズのベストセラーリスト入りを果たした後、スウェーデンで映画化されて一大センセーションを巻き起こした。スウェーデン映画協会によると、この作品はスウェーデンの映画史上3番目の大ヒットを記録したという。またアカデミー賞Rにおいても、外国語映画賞を含め2部門でノミネートされた。
「この映画は絶対作らなきゃと思うようなものですね。最初に惹かれたのは、この題材、小説「A Man Called Ove(邦題:幸せなひとりぼっち)」でした。そしてその小説を元にしたスウェーデン映画を観て、このキャラクターにはトム・ハンクスがぴったりだと思ったことも、この作品に惹かれた理由です。それに加えて、この物語が伝えていることにも惹かれました。自分が関わった作品を観た人たちが、いくらかの喜びと幸せを感じ、少しの時間でも現実から逃避できたらいいなと思っていて、この作品はそれらすべてを兼ね備えていると感じたんです。」とリタは語る。
ユーモアとドラマの要素がバランスよく描かれている本作。「ユーモアは、私たちの日常生活の一部です。悲しみ、怒り、苛立ちといった感情と同じように。何か面白いこと、何かの出来事、笑ってしまうようなことを受け入れられるとバランスが取れます。私自身も、日々の中でそれを目指していますし、この映画もそういうものになると思います。観る人たちに、自分のことを笑いとばしてほしい、というのがね。」と、この作品の目的を明かす。
いつも不機嫌で曲がったことの大嫌いなオットーが、陽気なマリソル一家が引っ越してきたことにより徐々に変化していく。オットーとマリソル一家の関係について「愛と喜びの不協和音です。マリソルと彼女の家族は無垢で純朴なところがあって、オットーのこともよくわかっていません。他の人のようにはね。というより、マリソルはオットーがどんな人かわかっているけれど、他の人ほど深刻に捉えていないんです。他の人たちのようにオットーを怖がる代わりに、彼女は単に彼を受け入れて、ちょっと変わった面白い人だって思っている。それが最高なんです!」と、本作のオットーとマリソルという真逆なふたりの関係性を話す。
そして、「私たち自身の中にある、より良い面に訴える物語だと思います。もっといい人間になりたい、もっと優しくなりたいってみんな思っていますよね。どんなことを成し遂げてきたか、ということよりもね。自分はいい人だったか?他の人のことを思いやったか?寛大だったか?誰だってそうありたいですよね。この映画にはより重い問題がありますが、希望をもらえる作品です。」と、ファンへメッセージを送っている。