――ジャニーズ事務所といえば、三宅健が2023年5月2日をもってジャニーズ事務所を退所すると発表しました。
城下 ジャニーズ事務所は少なくとも年に1回、舞台の仕事を入れています。それは外部制作の舞台のこともあるし、ジャニーズ事務所制作の舞台のこともある。ただ、ジャニーズとしては、ちゃんとした作品や役柄で出演させたい。三宅さんは外部の舞台をさまざま経験し、役者仲間や演出家の知り合いが増え、「幅広い役柄を演じてみたい」という気持ちになってきたのでしょう。ジャニーズ事務所としては、独立したければ止めません。
――そんなにおおらかなんですか。
城下 V6は2021年に解散し、すでに三宅さんはグループに所属しているわけではありませんから、コンサートツアーを開催する機会がありません。グループで大々的にツアーをすれば事務所に数十億円単位で収入をもたらしますが、俳優の場合はそこまで事務所の利益にならない。もちろんこれまで育ててきたという思いがありますから、タレント側が「面倒を見てほしい」と言えば当然、面倒を見ます。
実際、TOKIOはすでにグループとしての活動はしていませんが、メンバーはCMなどが定期的に入っています。でも、タレント本人が「もっと自由に活動したい」というなら、事務所としても「邪魔はしないから、どうぞ自由に羽ばたきなさい」という気持ちでしょう。
――なるほど、そういうことなんですね! 俳優・三宅健としてどんな活動をしていくのか楽しみですね。