山口組が分裂抗争を初めてから、今年で9年目になるそうだ。フライデーによれば、昨年12月20日、神奈川県横浜市にある指定暴力団「稲川会」の拠点、「稲川会館」は組員60~70人、10数人の神奈川県警、兵庫県警の捜査員らが周囲を警戒し、上空にはヘリが飛んでいたという。
その後、「侠友会」の寺岡修会長も会館へと入っていったそうだ。
「この日、行われたのは寺岡会長から高山若頭への『謝罪』です。もともと、侠友会は指定暴力団『神戸山口組』の中核団体でした。それが徐々に神戸が劣勢になっていくなか、寺岡会長は神戸の井上邦雄組長の引退を唱え、対外交渉を行っていました。しかし、それが上手くいかず、昨年8月に神戸山口組を脱退することを表明。そして今回、六代目山口組に対して謝罪を行い、高山若頭もそれを受け入れたという形です」(全国紙社会部記者)
いよいよ、六代目山口組の勝利で、抗争が終わるのか。だが、まだ神戸側が解散するという見方は出ていないという。
潰しにかかる六代目側がトップのタマを取るまで、この争いは終結しないようだ。