キー・ホイ・クァンキー・ホイ・クァン Getty Images

日本時間3月13日に、世界が注目する映画の祭典「第95回アカデミー賞授賞式」が開催された。

映画界最高の栄誉である作品賞に選ばれたのは『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』。ダニエル・クワンとダニエル・シャイナート(通称、ダニエルズ)による本作は、の脚本賞、監督賞を含む7部門で賞を獲得した。そのほか、『ザ・ホエール』 ブレンダン・フレイザーが主演男優賞を受賞。この2作品は、インディーズスタジオであるA24の作品であることから、A24がメイン5つの賞をすべて獲得したことになり、大勝利を収めた。

また同授賞式で、最も注目を浴びたと言っても過言ではないのが、『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』 で数十年ぶりにスポットライトを浴びた元子役スター、キー・ホイ・クァンがアカデミー賞助演男優賞を受賞した際のスピーチだ。彼は涙を流しながらステージに上がり、自宅で見守っている84歳の母親に向かって「お母さん、ぼく、アカデミー賞をとったよ」と叫んだ。

長年、俳優業から遠ざかっていた彼は、2021年に本作で、俳優業に復帰。そんなキー・ホイ・クァンは「夢は信じなければならないものです。ぼくはほとんど諦めていました」と涙をこらえながら語り「みなさん、夢を持ち続けてください」と続け、多くの人に感動を与えた。

そのほか、同授賞式に出席することが難しいと言われていたレディー・ガガが出席し、歌曲賞にノミネートされている映画『トップガン マーヴェリック』の主題歌「Hold My Hand」を披露。

またリアーナが、歌曲賞にノミネートされている映画『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』から「Lift Me Up」をパフォーマンスするなど、パフォーマンスにも多くの注目が集まった。