一方で、「いっそのこと、前の『科捜研』に戻してほしい」「シリーズ継続はうれしいけど、やっぱり前の雰囲気が好きだった」とリニューアルに不満を漏らす人や、「ロタくんを復活させてほしい」と、前シーズンの第1話でレギュラーから卒業した橋口呂太役の渡部秀の復活を願う声も散見される。
なお、同作のリニューアルは、視聴率低下も一因であったと考えられるが、前シーズンの放送中、ネット上では「『科捜研』に求めているのはこれじゃない」「演者の演技は変わってなくて安心したけど、リニューアルしたせいでずっと画面が暗いし、BGMも残念」などとネガティブな声が噴出。結局、全話平均視聴率(世帯)は9.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と、過去最低を記録してしまったのだ。
さらに、「TVer」の見逃し配信に関しても、『科捜研の女』シリーズのお気に入り数は19.8万人(今月10日現在、以下同)と、長寿シリーズにしては寂しい印象。同局『相棒』シリーズのお気に入り数48.1万人と比較すると半分以下の数字で、その不調ぶりは明らかだ。
そういった状況から、リニューアルが成功したとは言い難い『科捜研の女』。今は新シーズンの公式発表を待ちたい。