脚本は、「空飛ぶタイヤ」「マークスの山」(ともにWOWOW)、大河ドラマ「軍師官兵衛」(NHK)などで知られる前川洋一氏が担当。監督は、数多くの骨太サスペンスドラマで定評のある鈴木浩介氏。音楽は、映画、ドラマ、舞台、ミュージカルなど幅広い音楽を手掛け、日本アカデミー賞優秀音楽賞を3度受賞した村松崇継氏が務める。
上川が演じるのは、主人公の第一自動車警ら隊隊員・階堂昇。人並外れた洞察力とバンカケで事件を見つけすぎてしまう“最強の男”でありながら、経歴と私生活は謎だらけという、ミステリアスでどこか陰のあるベテラン隊員だ。
「これまで役柄としての警察官は幾度も経験してきましたが、今回演じる階堂は初めての“制服警官”。服装・装備品から役柄の立ち振る舞いをつくり上げていく過程は、これまでにない新鮮さを覚えましたし、実に興味深く楽しいものでした」と明かす上川。
加えて、「『バンカケ』は出来うる限り、実際に警察官の皆さんが従事している活動に準ずることに注力し、例えば耐刃防護服(ベスト)の着用の仕方をはじめ、階堂らが乗っているパトロールカーの劇用車も、現在日本にある中で最も本物に近く再現された1台を使用して撮影されました。そうした随所に散りばめられたこだわりもまた、見どころの一つです。そしてもう一つ。視聴者の皆さんは物語が始まって程なく、ある違和感にお気付きになるのではないかと思います。そこに階堂が人知れず抱えている思いが隠されています。どうぞ最後までご覧いただき、その違和感の正体を見届けてください」と視聴者へメッセージを寄せている。