KAT-TUN・亀梨和也と満島ひかりが、NHK総合で3月21日・28日放送のアニメ「ハートカクテル カラフル」（午後10：45）で声優を務めることが分かった。
都会的で色鮮やかな描写で、1980年代に大ブームを巻き起こした「ハートカクテル」。今回、わたせせいぞう氏が20年ぶりに書き下ろした新作をアニメ化することとなった。年の差の愛、コロナ禍で会えなくなった2人、シングルマザーの恋…。現代の“多様な恋”を、恋愛の名手が四季の美しい風景とともに描く。
「ハートカクテル」の大ファンを公言する亀梨、さらに、80年代にハートカクテルがアニメ化された際に声優を務めた奥田民義、そして、実力派俳優の満島が声優を務める。また、奥田と同様にかつての作品にも参加した島健氏が音楽を担当する。
今回のアニメ制作は、昨年NHK Eテレで放送された「スイッチインタビュー 亀梨和也×わたせせいぞう」がきっかけだ。亀梨は、長年愛読してきた「ハートカクテル」の作者との対面に感激。2人はすっかり意気投合し、今回のコラボへとつながった。
亀梨は「僕が初めてハートカクテルに出合ったのは2011年。今から、12年前です。当時、先輩の俳優さんに紹介していただき、一瞬でその世界に魅了されました。ストーリーに散りばめられた登場人物たちの思い、言葉に心揺さぶられました。今回そんな大好きな作品の一部として参加させていただけて、本当に光栄です！」と声を弾ませる。
声優初挑戦となるが、「自分自身、作品に声を吹き込ませていただくお仕事が初めてだったので、すごく緊張してその日を迎えましたが、わたせさんご本人もいらしてくださり、とてもすてきな空間での収録でした。満島ひかりさんと一緒にブースに入り、同時に収録させていただききましたが、とても心強く、たくさんの刺激をいただきました。収録中に広がっていく可能性を、皆で見つけて形にしていく。すごく充実した時間を過ごさせていただきました」と報告。「また、番組を通じて、わたせさんの新作に出合えることを楽しみにしています」と完成した作品への期待を語っている。
満島は「ご縁によって、『ハートカクテル』と出会う機会に恵まれました。するとびっくり！ すっごく魅力的なのです。今の時代を描いた新作ということもあり、グッと軽やかさを感じるし、おかしみがそよ風のように届いてきます」と作品の魅力を話し、「録音当日は、作者・わたせせいぞうさんに見守っていただきながら（ぜいたくですよね）、初共演となる亀梨和也さんと共にブースに入り、ウィットに富んだセリフたちの掛け合いをしました。ヘッドフォン越しに聞く亀梨さんの声は、細部まで優しく、柔らかな音色がすてきでした」と感想を述べる。
奥田は「『ばえる』とは『見映えがする』の略語だろう。が、極端な・奇抜な・度が過ぎた方向に逸脱している気がする。人は、見て聴き触れ味わい香りを楽しめる。そこに生まれる喜怒哀楽は、それこそ十人十色、千差万別。さまざまな“心の震え”がないまぜに成長していく。『映える』は『映す』という訓も持つ。ふとした出会いが、自分の心を映し出す。互いの心が織り成す『ハートカクテル カラフル』は、“内なる自分を映えさせてくれる心の模様”だ」と自身の思いを伝えている。
提供元・TVガイドWeb
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