J.K.ローリング Photo: Anthony Harvey/Shutterstock
J.K.ローリングは、自分の発言によってファンが離れてしまうことなど気にしていないようだ。
先日、「女性とは何かと定義しようとすることこそ、トランスジェンダー女性へのごきげん取りであり、『本物の女性差別』だ」という趣旨の発言をし、再び大炎上に発展した『ハリー・ポッター』シリーズ原作者のJ.K.ローリング。
反発の声の中には、「がっかりした」「ファンとして敬意を失った」といったものも見られたが、ローリングはこれらの声を「気にしていない」と一蹴した。
1月28日(土)、「私が暴力的でウソつきなサイテー野郎をけなしたことで、私に対する敬意を失ったという人たちの声は、とても愉快に思える」とツイートしたローリングは、「私はあなた方が失ったという敬意を、これまで私が言うつもりだった反論を保管している箱に一緒に入れて、大切にしまっておくわ」と皮肉を込めた。
この堂々とした切り返しに、一部のツイッターユーザーからは絶大な支持が寄せられている。
ヴァージン諸島の国会委員ジェボン・O・A・ウィリアムズは、きびしい批判に真っ向から立ち向かったローリングに「中傷を受ける人々の魂を1つにしたような言葉を並べる彼女の能力は称賛されるべきだ。元英国国民として通常このような態度は許容されないが、ローリングの場合はつねに例外が認められる」とエールを送った。
また、アメリカの歌手パーカー・マッカラムやThe American Conservative誌のシニアエディターのロッド・ドレーアーも「彼女のこと、大好きだ」と率直な意見を述べたほか、作家のアニカ・ロススタインも「激しい批判が容赦なくおそってくる世界で、ローリングは善意と勇気の避難所であり続けている」と絶賛している。