『シタデル』『シタデル』 4月28日よりPrime Videoで独占配信開始 © Amazon Studios

『アベンジャーズ/エンドゲーム』などのアンソニー&ジョー・ルッソ兄弟が手がける、グローバルスパイアクション『シタデル』が、4月28日金曜日よりPrime Videoにて独占配信開始となる。

配信に先駆け、ルッソ兄弟のほか、主演のリチャード・マッデン(『エターナルズ』)、プリヤンカー・チョープラー・ジョナス(『マトリックス レザレクションズ』)、そしてショーランナーのデヴィッド・ウェイル(『ナチ・ハンターズ』『Solos ~ひとりひとりの回想録~』)が登壇したオンライン記者会見が開催された。

※写真左から、アンソニー・ルッソ(製作総指揮)、ジョー・ルッソ(同左)、プリヤンカー・チョープラー・ジョナス、リチャード・マッデン、デヴィッド・ウェイル(ショーランナー/製作総指揮)

※写真左から、アンソニー・ルッソ(製作総指揮)、ジョー・ルッソ(同左)、プリヤンカー・
チョープラー・ジョナス、リチャード・マッデン、デヴィッド・ウェイル(ショーランナー/製作総指揮)

マーベル作品を手掛けてきたルッソ兄弟が語る本作の魅力とは?

これまで『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』や『アベンジャーズ/エンドゲーム』などで監督を務め、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)にて重要な役割を果たしてきたルッソ兄弟。そんな2人が手がける新たなスパイアクション・フランチャイズとあって、世界中から期待の声が寄せられている。

記者会見では、本作について「数年前にジェニファー・サルケ(アマゾン・スタジオの責任者)が私たちに提案したアイディアなんだ」とジョー・ルッソが明かし、「コンセプトは、世界中で混ざり合うことできる物語を伝えるというもの」と続けた。また「各地域のタレントが脚本、制作、監督を担当し、最も重要なショーと織り交ぜながら展開するんだ」と、これまでにはなかった世界的な作品であることを明かしている(ちなみに本作は、既にマチルダ・デ・アンジェリス主演のイタリア版や、ヴァルン・ダワン&サマンサ・ルス・プラブ主演のインド版の製作が進行中)。

さらに「マーベル作品に携わり、世界中を旅してきた私たちにとって、このアイデアはとても刺激的で、アンソニーと私の心に火をつけるものだった。 そして、すばらしい挑戦だと思ったんだ」と、前代未聞の挑戦に興奮している様子を見せた。

さらに、アンソニー・ルッソは「ジョーと私が何年も前から目指してきたこと。 ストーリーテラーとして、私たちは世界の映画界との関わりをとても大切にしている」と同じく心境をシェアし、このストーリーを実現するために努力をしたこと、そしてすばらしい協力者がいたことを明かした。

リチャードとプリヤンカーが主演にピッタリだった理由

本作は、2人のトップスパイの物語。ある戦いによって記憶を無くしてしまい、自分の過去を知らずに新しい人生を歩んでいるエリート捜査官メイソン・ケインをリチャード・マッデンが、ナディア・シンをプリヤンカー・チョープラー・ジョナスが演じている。

『シタデル』

『シタデル』
4月28日よりPrime Videoで独占配信開始
© Amazon Studios

同記者会見では、司会者が、なぜリチャードとプリヤンカーが主演にピッタリだったのかをルッソ兄弟に尋ねると「記憶を消されたという概念によって、新しいキャラクターを作り出し、そのキャラクターが自分自身を再発見しなければならない。リチャードもプリヤンカーも、複数の自分を演じることができるんだ」とコメント。ジョー・ルッソはまた「彼らの新しい性格が、古い性格と対立する。 それが、私たちにとって、最も興奮するアイデアだったんだ。 複数のキャラクターが、人格の危機と良心の危機に直面する。 スタンリー・トゥッチやレスリー・マンヴィルといったキャストが、こうした複雑なキャラクターを演じられるというのは、とても魅力的なこと。 このショーは、彼らのようなエレガントで力強い演技なしには成立しないんだ」と続けた。

プリヤンカー「このショーにはたくさんの層と複雑さがある。目に見えるものを信じてはいけない」

予告編公開後、リチャードは「ぼくたちが望むショーのすべてが(予告編で)表現されている。でもショー全体が提供するもののほんの小さなお披露目に過ぎないから、残りの部分をシェアするのがとても楽しみだよ」と予告編の出来をベタ褒め。そしてプリヤンカーは本作について「このショーにはたくさんの層と複雑さがある。すべてのキャラクターに二重性があるの。目に見えるものを信じてはいけない。すべてがコンセプト的にクレイジーなのよ。この作品はとても野心的で、長い時間をかけて制作されたものだから、この作品を世界に発信できることはとてもエキサイティングなことよ」と続けた。

『シタデル』

『シタデル』
4月28日よりPrime Videoで独占配信開始
© Amazon Studios

また自身のキャラクターについてリチャードは「何から話せばいいのかわからない」としながらも「つまり、この作品の楽しさは、この2つのまったく異なるキャラクターを演じることができること、でもどちらも同じ体の中にいることなんだ。 そして、同じ人間でありながら、それぞれのキャラクターが持つ人間性や人間としての側面を引き出してくれる。そのうちの1人は、過去の傷やトラウマをたくさん抱えている。 もう一人は、そのような重荷は一切ないんだ。だから、この2人のまったく異なるキャラクターができあがった」と述べ、役作りのためにキャラクターを探求することはとても楽しかったという。

プリヤンカーも自身のキャラクターについて「リチャードが言ったように、私たちのキャラクターには側面があり、個性があると思う」「彼女が選択するすべての選択肢によって、大きな重荷を背負わされ、重圧を伴うのよ」と解説。その中で成長するナディアというキャラクターの魅力について語った。

リチャードが語る本作の魅力「単にアクションがすごいというだけでなく・・」

リチャードは「この作品に参加できることはとてもすばらしいこと」とし、よくある作品は、ドラマの部分が80パーセントで、アクションが20パーセント、もしくはその逆のパターンもあるが「この作品はその両方を100パーセントで実現することを目指しているんだ」と語った。また、車の爆破など激しいアクションはもちろんのこと、「2人のキャラクターには親密なドラマがある」という。また「ぼくにとって、このような巨大なアクション作品に、ハートやドラマ、ストーリーテリングが盛り込まれていることが、とてもエキサイティングなことだったよ。 単にアクションがすごいというだけでなく、それぞれのキャラクターがどのように関わり合っているのか・・とかね。その中心にはドラマがあるんだ」と本作の魅力をたっぷりと語ってくれたリチャード。「もっと話したいけど、でも(本作を)見るしかないね」と続けた。

『シタデル』

『シタデル』
4月28日よりPrime Videoで独占配信開始
© Amazon Studios

Amazon Studios とルッソ兄弟がタッグを組んで贈る、これまでに無いグローバルなスパイアクション・フランチャイズ『シタデル』は、2023年4月28日(金)よりPrime Videoにて独占配信開始!