『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』
長年計画されていた『スター・ウォーズ』の2つのプロジェクトが、とん挫したことがわかった。
そのプロジェクトとは、『ワンダー・ウーマン』で監督をつとめたパティ・ジェンキンスが手がける『Star Wars: Rogue Squadron(原題)』と、マーベル社の社長ケヴィン・ファイギが手がける予定だったタイトル未定の1本だ。
これは関係者の話として「Variety」誌が報じたもの。
『Star Wars: Rogue Squadron(原題)』に関しては、以前から計画が中止になる前兆があった。昨年9月、2023年12月の公開予定カレンダーからこの作品の名前が削除されていたのだ。
当時、「Variety」誌のインタビューに応じたパティ・ジェンキンスは、まだ作品の製作を進めているとしたうえで、「実際に公開されるかどうかはわからない」とにごしていた。
この件について同誌はルーカス・フィルムに問い合わせたが、返答は得られなかった。
また「Variety」誌は、ケヴィン・ファイギの作品について、2022年5月の時点では「進行中」であると報じていた。これは、『ドクター・ストレンジ:マルチバース・オブ・マッドネス』の脚本を担当したマイケル・ワルドロンの発言から明らかになったもので、彼はケヴィンから『スター・ウォーズ』シリーズの脚本を依頼されたとしたうえで、「続編とかそういったものじゃない作品にたずさわる自由を得られて楽しいよ」と語っていた。
なお、いまのところ『スター・ウォーズ』シリーズについては、多くのマーベル作品にたずさわっていることで知られるタイカ・ワイティティによる作品と、「ミズ・マーベル」で4話と5話のメガホンを取ったシャーミーン・オベイド=チノイが手がける作品が進行中と伝えられている。