ジャスティン・ビーバー Photo: Larry Marano/Shutterstock, @kendallrae111 / TikTokジャスティン・ビーバー Photo: Larry Marano/Shutterstock, @kendallrae111 / TikTok

人気歌手ジャスティン・ビーバーの若かりし頃の動画がTikTokに再浮上し話題となっている。

あるTikTokerは、当時10代だったジャスティンが大人たちから“セクハラ”を受けている様子をまとめた動画を投稿。その中には、18歳だったジャスティンが2012年に「アメリカン・ミュージック・アワード」に参加した際、元プレイメイトでモデルのジェニー・マッカーシーから無理やり首元にキスをされ、さらにおしりをつかまれる様子が収められている。

当のジャスティンは、ジェニーからのキス攻撃に当初は笑顔を浮かべていたものの、おしりをつかまれたあと、困惑したような表情で「うわぁ。いま、犯された気分だよ」と発している。

当時40歳だったジェニーは、このとき、米Entertainment Tonightに対し、「もう2度とできないと思ったから、この絶好のチャンスを利用して、彼を痴漢したようなものね」と語っていた。

また、動画には歌手のケイティ・ペリーからおしりをつかまれる映像や、「私の親は私にセックスの話をしなかった。だから私にセックスの話をしてみない?」とインタビュアーから質問されたジャスティンが「どうして15歳の少年からセックスの話を聞きたいの?それってとても奇妙だよ」と答える音声や、また別の男性が15歳のジャスティンに「フレンチ・キスの仕方は知っている?」と尋ねる映像などが含まれている。

若い女性セレブであれば、問題になるであろう発言や行動が、若い男性セレブの場合は見過ごされやすいことを示す結果となったこの動画。現に、この動画を見たユーザーからは、もしこれが若い女性セレブであったのなら、世間の反応はもっと違っていただろうとの意見が相次いでいる。

投稿からたった2日で30万以上の「いいね!」がついたこの動画のコメント欄には、「正直言って、彼を見る目が変わった」「もし男性が若い娘(こ)にこんなことをしたら、みんないきり立つだろうね」「これは見ていて辛い。みんな彼に謝らなければならないよ」「これはクレイジーよ。なぜ大の大人がこんなことをするのよ」「ケイティ・ペリー!?とてもガッカリした…」「誰も彼を見守るためにそこにいなかったし、女性たちにウンザリしている」「(パーソナル)スペースに侵入することを彼は良く思っていないことがわかるわね」など、ジャスティンに対し同情の声が集まっている。

あるユーザーは、こういった過去の出来事がジャスティンの人生に影響を与え、現在の彼の言動やふるまいを形成したにちがいないと推測。その結果、ジャスティンはよりガードが固くなり、長年に渡り「信頼問題」に悩まされているのではないかとも述べている。

ジャスティンは過去、幼少時代にスターダムにのぼりつめたことが、いかに自身のメンタルヘルスや人間関係へのアプローチに悪影響を及ぼしたかについて何度も語っている。2019年には、インスタグラムを通じ、19歳で「強い薬物」を摂取しはじめ、また周囲の人間を「虐待した」と表現。また「イライラし、女性を軽視し、怒りっぽくなった」とも述べていた。