©吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable
『鬼滅の刃』の新作映画に一部の海外ファンから不満の声があがっている。
「鬼滅の刃」は、2016年から2020年まで週刊少年ジャンプで連載された人気漫画。2019年にアニメ化されると、またたく間に社会現象を巻き起こすほどの大ヒットとなり、2020年に公開された『劇場版 鬼滅の刃 無限列車編』は、興行収入日本1位となる403億円を記録した。
その人気は日本国内にとどまらず、世界各国で人気を博しており、海外では「DEMON SLAYER」というタイトルで広く認知されている。
そんな「鬼滅の刃」の新作映画『鬼滅の刃 上弦集結、そして刀鍛冶の里へ』が、2月3日より「ワールドツアー上映」と題して日本以外に世界80以上の国と地域で公開されており、ほとんどの海外ファンが作品の内容に満足しているそうだが、一部ファンからは困惑の声があがっているという。
というのも、今回公開されたのは、過去にテレビで放送された「遊郭編」のクライマックス第10・11話と、まもなく放送される「刀鍛冶の里編」第1話をつなぎ合わせたもの。つまり「すでに見たもの」と「待てば見られる」もので構成されている。
さらに、各エピソードのオープニングクレジットとエンディングクレジットもカットされておらず、観客は計3回、声優やスタッフらの名前を見ることになる。
この内容に、完全新作が見られるとばかり思っていた一部のファンが不満をあらわにしている。
映画の公式ツイッターには、「お金を払って見るほどではない」「どんだけ仕事しないんだ。せめてクレジットは1つにまとめろよ。マジで3話つなげただけじゃないか。それでも『鬼滅の刃』はおもしろいし、新章もいいけど、なんか裏切られた気分だ」「なんでクレジットもそのままなんだ。トイレタイムにはちょうどよかったけど」といった声が寄せられている。