吉田羊と寺尾聰が、TBS系で4月スタートの連続ドラマ「ラストマン-全盲の捜査官-」(日曜午後9:00、開始日未定)に出演することが分かった。

 福山雅治が主演を務め、大泉洋が共演する「ラストマン-全盲の捜査官-」は、アメリカから期間限定で交換留学生として来日したFBI(アメリカ連邦捜査局)特別捜査官・皆実広見(福山)と、皆実のアテンドを命じられた、警察庁人材交流企画室の室長・護道心太朗(大泉)の、人を信じる皆実と、他人を信じず己だけを信じて、1人で生きてきた心太朗という、真逆の凸凹コンビがバディを組み事件を解決していく痛快バディドラマ。サスペンスミステリーの名手である黒岩勉氏による、予想のつかない目まぐるしい展開が見どころとなる。

 吉田が演じるのは、捜査一課で検挙数トップのチームを率いる女性警部補・佐久良円花。吉田さながらのりりしさと優しさを併せ持ったリーダーだが、大泉演じる心太朗とは訳あって犬猿の仲。公私ともに相性のよいコンビである、大泉と吉田の“ようようコンビ”のコンビネーションは必見だ。

 そして、心太朗の父・護道清二役を寺尾が務める。清二は由緒正しい“護道家”を守り、自身も第21代警察庁長官を務めた。引退した現在は、海の見える別荘で人生を謳歌しているが、日本に来た皆実の動向を気にかけている人物。

 吉田は「私が演じる佐久良は女性初の捜査一課長と目されている検挙数No.1のすご腕警察官という設定。彼女にとってのファーストプライオリティーは犯人を挙げることではありますが、それがスタンドプレーではなく、あくまでチームワークとして地道な捜査を積み重ねて成し遂げようとするところが、根が真面目な人なのかなと感じます。爪を隠すタイプらしく、強さだけではなく内に熱さやしたたかさみたいなものを秘めつつも、あくまで人当たりは柔らかくしなやかで部下からの人望も厚いというキャラクターですので、説得力を持って演じられるように頑張りたいと思います」と役柄を紹介し、意気込みを語る。

 福山、大泉との共演に関しては、「福山さんとは2作品ご一緒させていただいていますが、キャラクターが崩れるギリギリのアドリブが本当に秀逸で、今回も多く絡ませていただきますので、それを楽しみにしています。大泉さんは、お芝居でもプライベートでも相手のよさを引き出してくれる方だなと思っています。圧倒的な演技力と人間力がおありの方なので、大泉さんの胸を借りつつ、でも仕掛けるところは仕掛けつつ、共演経験がある私たちだからこそ出せる雰囲気が作れたらいいなと思っています」とコメント。