スティーヴン・スピルバーグ監督スティーヴン・スピルバーグ監督

スティーヴン・スピルバーグ監督は、アメリカ政府がUFOに関する重要な情報をにぎっていると考えているようだ。

3月2日(木)、トーク番組「The Late Show With Stephen Colbert」に出演した映画監督のスティーヴン・スピルバーグは、「UFOなどの目撃情報をすべておおい隠そうとする秘密主義さと、情報公開法による特定の資料が公開されるまでの透明性が欠如していることを考えれば、何か特別に取り扱いに注意しないといけないことが起こっていると思う」と、政府がUFOに関する情報をあえて隠しているのではないかと述べた。

さらに先月、アメリカ政府が「UFOについて、説明がつかないものも多くある」と発表したことから、「とくに最近出てきた情報はとても魅力的だ。絶対的に魅力的だと言ってもいい」と語ったスピルバーグ監督は、「もっと話をきいてみたい。どんなものかはわからないが」と付け加えた。

スピルバーグ監督は「私たちに開示されていない何かが起こっている」と語ると、生命が存在する惑星は地球だけだとは思っていないとし、「数学的にありえない」と続けている。

『E.T.』などのヒット作で知られるスピルバーグ監督はこれまでにも、電気技師の男と異星人の接触を描いたSF作品『未知との遭遇』(1977年)をはじめ、超常現象を題材にした映画を何本も発表している。

2005年の『宇宙戦争』では、俳優トム・クルーズとタッグを組み、人類の生命をおびやかすエイリアンによる地球侵略を描いた。

なお今年1月、アメリカ政府は機密扱いとされる文書を公表した。報告書によると、ほとんどのUFO目撃情報は宇宙人ではないとのことであったが、説明がつかないものは100件以上あるとされている。