ジェナ・マローン Photo: Christine Chew/UPI/Shutterstockジェナ・マローン Photo: Christine Chew/UPI/Shutterstock

ジェナ・マローンが過去に受けた性的暴行を告発した。

2月28日(火)、女優のジェナ・マローンはシリーズ最終作となる映画『ハンガー・ゲームFINAL:レボリューション』(2015)の撮影中、一緒に仕事をしていた何者かに性的暴行を受けたと告発した。

ジェナは自身のインスタグラムにて、フランスの野原で撮影された自身の写真とともに、自分の身に起こったことを受け入れるまでの道のりを詳細に記したキャプションを添えた。

キャプション冒頭で、「トリガー警告」とユーザーに注意をうながしたジェナは、投稿した写真が撮影された当時の心境をつづった。

「フランスの田舎にある美しい邸宅で撮影していたの。撮影が終わってから、ドライバーに頼んでこの野原で車を止めてもらった。この場所なら泣いて、この瞬間をとどめておけると思ったから」と切り出したジェナは、パリでの時間が非常につらいものだったとし、「破局した直後だったし、一緒に働いていた人から性的暴行も受けた」と明かした。

ジェナは作品にたずさわれたことへの感謝の気持ちを述べつつ、「いろんな感情がうずまいていて、いまやっと整理する方法を学び始めたところ。あんなトラウマ的なできごとにつながっていなければよかったけど、それが人生というものなのかな。人生の美しさとカオスを、どうやって保持していくか。私は修復的司法(※)を通じ、私を暴行した人や自分自身と和解することが癒(いや)しにつながると信じて努力してきた」と、立ち直るまでの過程を詳細につづった。

(※事件の当事者が集まり話し合いを行なって、心理的不安やトラウマ、罪の償い方をシェアし解決を模索する取り組み)

また、同じく被害にあった人たちに向け、「私はいまは乗り越えて、よろこびと達成感を取り戻す準備ができた。被害にあってつらい思いをしているみなさんに愛を贈るわ」と述べたジェナは、インスタグラムのダイレクトメール機能を解放しているとし、「話したい、吐き出したい、自分の中にかくしている部分を開きたいという人のために、私はここにいるのだから」と被害者と交流する用意があることを明らかにしている。