MVの再生数や、公式インスタグラムのフォロワー数も減少傾向にあり、「CLAP CLAP」のMVが公開から5日間以内に1000万回再生を記録していたのに対し、昨年12月にリリースした4thシングル「Blue Moon」のMVは公開から3カ月がたった現在も850万回再生に留まっている。もちろん十分驚異的な数字ではあるが、どうしても日本での頭打ち感は否めない。

 そうなると、やはり海外デビューの予定が気になるところだが、NiziUは昨年5月、韓国・ソウルのCJ ENMセンターで開催されたイベント『KCON 2022 Premiere』のステージに登場。

 これが韓国での初パフォーマンスであったため、多くの日本人ファンが「NiziUの魅力を世界にアピールするチャンス」「世界進出のきっかけになりそう」と期待したものの、韓国メディアのNiziUの扱いは思いのほか小さく、改めて“日本向けアイドル”であることが露呈してしまった。

 とはいえ、韓国では受け入れられなくても、K-POP熱の高い国は多い。今回の3RACHAとのコラボが、NiziUの海外デビューを見越した戦略的なものだとすれば、今年は本格的なグローバル展開が期待できるかもしれない。

 日本が誇る国民的アニメ『映画ドラえもん のび太と空の理想郷』の主題歌という絶好のプロモーションに加え、3RACHAのプロデュースという最高のチャンスを与えられたNiziU。昨年12月には、一部韓国芸能メディアが、「NiziUは、2023年上半期に韓国でアルバムを発売する可能性がある」という旨を報じていたが、果たして……。