【推しの作家さま】「星降る夜に」大石静

ディーン・フジオカの真骨頂⁉ 大石脚本が作り出す天然キャラ

　「星降る夜に」では、吉高や“大型犬男子”の愛らしさを発揮した北村も、生き生きとした演技で新しい魅力が満載だが、今回新境地を見せてくれた俳優といえば、なんといっても新米産婦人科医師・佐々木深夜を演じるディーン・フジオカだろう。これまでにない天然キャラがさく裂しており、まさに隠れた才能が開花したというところだ。ほかにも、マロニエ産婦人科医院や「遺品整理のポラリス」の面々も皆が個性的で、優しい上に、いろいろな悩みも持っている。演出も素晴らしいが、こうした人生の豊かさを確実にに感じさせてくれるのは、やはり脚本の力が大きいのではないだろうか。それにしても、佐々木先生と「ポラリス」の社長・北斗千明（水野美紀）の役名は絶妙だ…。

　そして、第6回（2月21日放送）では、過去の医療事故をきっかけに主人公の鈴につきまとう男として、姿を隠して描かれてきた伴宗一郎役のムロツヨシが登場。ここからドラマは、新たなステージに突入することに。息苦しさの中で生きる鈴に、懸命に寄り添おうとする一星。2人はどんな答えを見つけるのか、最後まで見届けたい。

提供元・TVガイドWeb

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