TikTok Photo: Jakub Porzycki/NurPhoto/Shutterstock
動画共有アプリ「TikTok」が、18歳未満のユーザーに使用時間制限を設けることがわかった。
TikTokの運営会社が発表したところによると、18歳未満のユーザーが所有するすべてのアカウントに対し、自動的に1日60分のスクリーンタイム制限を設けるという。
制限時間に達した場合、アプリの使用を続けるにはパスコードの入力が必要になる。13歳未満のユーザーにはデフォルトでこの設定が適用されており、さらに30分間使用を続ける場合には保護者によるパスコード入力が求められる。
13歳以上18歳未満のユーザーについては、自分でパスコードを入力することで時間制限モードをオフにすることも可能だが、1日につき100分以上アプリを使用した場合、アプリからスクリーンタイムを設定するよう、うながされる。
さらに、すべてのティーンエイジャーのアカウントに、日中と夜間の利用頻度やアプリの使用時間の情報が毎週通知される。
今回の時間制限機能導入は、TikTokがボストン小児病院のデジタルウェルネスラボによる学術研究および専門家との議論を重ねたうえで決定されたという。
また、スクリーンタイムの制限機能に加え、保護者がファミリー・ペアリング機能を使い、10代の子供たちのスクリーンタイムを学校や塾などのスケジュールに合わせて曜日ごとにカスタマイズできる機能や、アプリの使用時間の内訳を表示するダッシュボード機能、通知をミュートにする機能なども導入される。
なお、プッシュ通知を受信しない機能はすでに導入されており、13歳から15歳のユーザーのアカウントは午後9時から、16歳と17歳のユーザーのアカウントは午後10時から、通知が来ないようになっている。