・イ・ジュノやユナ、ド・ギョンスなどアイドル出身の役者が、韓国のドラマ界を盛り上げている。
・最近は、彼ら彼女らの後に続くかのように、アイドル界から続々と未来のスター俳優が登場している状況だ。
・そこで本記事では、キラキラとしたビジュアルと、抜群の演技力で好評を得ている2023年注目の“演技ドル”を4人ご紹介。


JTBCの新作ドラマ『キング・ザ・ランド』で主演を務める、イ・ジュノ(左)と少女時代のイム・ユナ(右)

2PM(ツーピーエム)のイ・ジュノと少女時代(SNSD)のユナが主演を務めるJTBCの新作ドラマ『キング・ザ・ランド』が、2023年6月から放送される予定です。

まだ少し先のことですが、早くも豪華共演が大きな話題となり、今年の注目作の1つとなっています。

それもそのはず、両者は演技に挑戦して以降多くの作品で活躍しており、アーティストとしてだけでなく、ドラマファンからも愛される存在に。

アイドル出身の演技者として有名なパク・ユチョンやド・ギョンス、イム・シワン、パク・ヒョンシクなどと共に、第一線で韓国のドラマ界を盛り上げています。

そして最近は、そんな彼ら彼女らの後に続くかのように、アイドル界から続々と未来のスター俳優が登場しており、キラキラとしたビジュアルと抜群の演技力で視聴者を魅了しています。

そこで本記事では、そんな2023年注目の“演技ドル”を4人ご紹介。

ファン・ミニョン (NU’EST)
ファン・ミニョンは、2013年にMBC every1『無計画ファミリー3』に端役として出演して役者デビューを果たしました。

ファン・ミニョン

その後2つのドラマに特別出演し、2020年にJTBC『ライブオン』で初めて主演を務め、2022年にはtvN(Netflix)『還魂』で注目を浴びることに。

シリーズ2作目となる『還魂:光と影』(2022)でも引き続き同じ役柄を熱演し、切ない感情を見事に表現。視聴者に大きな印象を残しました。

パク・ジフン (Wanna One)
パク・ジフンは、元々子役として活動していた人物で、日本でも大ヒットしたMBC時代劇『朱蒙(チュモン)』がドラマ初挑戦作品。

パク・ジフン

Wanna Oneのメンバーに抜擢されて以降は、2019年にJTBC『コッパダン~恋する仲人~』で初めて主人公を担当しその後複数の作品に出演していきます。

そして昨年、Wavve(ウェーブ)『弱いヒーロー Class1』で、いじめにあう優等生役を熱演し、俳優としてワンステップ成長したと言われています。

ジェチャン (DKZ)
ジェチャンは、2019年にDKZのメンバーとしてデビュー。同年にWavve『好きでチャンネル登録中』に出演し、早い段階から役者としても活動を始めたアイドルです。

ジェチャン

その後、毎年なんらかの作品に携わり、昨年主演を務めたWATCHA(ウォッチャ)『セマンティックエラー』で大きな話題に。

一躍その名を世間に知らしめ、今後のさらなる活躍が期待されています。

ロウン (SF9)
ロウンは、2017年にKBS2『恋するレモネード』で演技活動をスタート。2018年までは脇役や特別出演で各作品に携わりました。

ロウン

そして2019年にMBC『偶然見つけたハル』で初めて男性ヒロインを務めるなど、徐々に役者としての経験を積んだ彼は、翌年にKBS2『恋慕』で爆発的人気を得ることに。

その結果、主役級俳優に仲間入りした彼は、現在2本の主演ドラマが放送を控えています。

***

昔ほどではありませんが、韓国ではいまだ「アイドルに演技ができるのか?」という冷たい反応を示す風潮があります。

このため、歌やダンスを本業とする彼ら彼女らが役者の世界に飛び込むのは、活躍の場を広げられるというメリットがある一方で、“大根役者”などと、容赦ないバッシングを受けるデメリットもあるのが現状。

少し前には、JTBC『スノードロップ』で女優デビューしたジス(BLACKPINK)や、最近ではJTBC『代理店』に出演したソン・ナウン(元Apink)が、演技力不足だと叩かれたばかりです。

また、視聴率が低迷しようものなら、その原因として名指しされることもしばしば。

いつまでもアイドルというレッテルがつきまとい、一人前の役者として世間から認められるにはどうしても時間がかかりがちです。

しかしそんなリスクがあると分かっていても、果敢に演技に挑戦して結果を残している前出の彼ら。

他にもTHE BOYZ(ザボーイズ)のヨンフンや、ATEEZ(エイティーズ)のユンホ、Wanna Oneの元メンバー、オン・ソンウとカン・ダニエルなどもドラマ界で勢力的に活動中です。

すでに多くの視聴者から好評を得ている面々だけに、今後のさらなる活躍を期待している人は多いのではないでしょうか。