引越しの際に、本来支払う必要のない費用を払ったことがある人もいるのではないでしょうか。
初期費用の内訳は不動産屋によって異なり、不要な項目を入れている会社も少なくありません。
悪質な不動産会社に騙されないためにも、不動産屋を選ぶポイントを確認しておきましょう。
フランチャイズ店に注意
「大手不動産会社なら安心できる」と考えている人もいるのではないでしょうか。
実は、不動産屋にはフランチャイズ経営の店舗が多くあります。
フランチャイズ経営とは、本部と加盟店が契約を結ぶことで本部の商標やサービスなどを受けられる経営方法のことです。
具体的には、地元の不動産屋がセンチュリー21やアパマンショップの看板で営業をしていることが挙げられます。
「よく聞く名前の会社だから大丈夫」という考えを持つかもしれませんが、フランチャイズの店舗はそれぞれが全く別の会社なので、接客やサービスなどが店舗で異なります。
そのため、特定の不動産屋を選ぶのではなく、複数の不動産屋に足を運んでサービスや相性が良い担当者がいる不動産屋を選ぶのがおすすめです。
初期費用は必ずチェック
不動産屋はもちろん物件によっても初期費用の金額が変わるため、必ずチェックしましょう。
不動産屋によって異なる主な初期費用は以下の通りです。
● 仲介手数料
● 害虫駆除費用
● クリーニング費用
● 鍵交換費用
仲介手数料は通常家賃の1ヵ月分かかりますが、不動産会社や物件によっては半額や全額不要になることがあります。
また、その他の費用について不動産屋によって請求される項目が異なり、同じ物件でも初期費用が異なることになります。
気に入った物件だからこそ、複数の不動産屋に初期費用の見積もりを依頼して無駄な費用を支払わないようにしましょう。
店舗に足を運ぶ前にインターネットで確認
不動産会社の店舗に足を運ぶ前に、インターネットで内見したい物件の目星をつけておきましょう。
以前は、直接店舗に足を運んでくれた人限定で優良物件の紹介をしている不動産屋もありました。
しかし、多くの人がインターネットで物件を探す世の中になり、不動産屋側としても優良物件をweb上に掲載することで問い合わせの母数を増やすことができます。
インターネットで事前に調べずに店舗に足を運ぶと、不動産屋にとって都合のいい物件を紹介される可能性があります。
中には、情報を持っていない顧客を「カモ」と見るような悪質な不動産屋がいるので注意しましょう。
悪質な不動産屋の言いなりにならないためにも、物件のことだけではなく周辺の相場などの情報収集を行った上で不動産屋に足を運びましょう。