子どもだけでなく、大人も夢中になってしまう「恐竜」。
そんな恐竜を現代で楽しむには、化石や骨を博物館で見るというイメージですが、「恐竜の絵」をフィーチャーした展覧会が兵庫県立美術館で開催され、その後東京・上野の森美術館に巡回します。
特別展『恐竜図鑑-失われた世界の想像/創造』では、過去200年に描かれた「パレオアート(古生物美術)」の名作・珍作が集合。アートの観点から、恐竜に迫ります。
さらにはリサとガスパールが恐竜とコラボしたグッズも登場。まさかのコラボは必見ですよ!
洗練された建築デザインを体感できる兵庫県立美術館
兵庫県立美術館は、日本を代表する建築家、安藤忠雄氏の設計で建てられています。
安藤忠雄氏の設計といえば、コンクリート打ちっぱなしで光を効果的に演出する空間設計が代表的ですよね。
そんな建築好きには堪らない空間を、兵庫県立美術館でも思う存分堪能できるんです!
屋上にあるりんごのオブジェ(安藤忠雄作)
また、美術館では安藤忠雄氏が設計した建物や屋外に展示されている美術作品も見どころの1つで、神戸の人気スポットとなっています。
館内や美術館周辺のあちこちに撮影スポットがあるので、フォトジェニックな写真が撮れますよ。
恐竜の絵の変遷がわかる『恐竜図鑑』
ロバート・ファレン《ジュラ紀の海の生き物―ドゥリア・アンティクィオル(太古のドーセット)》1850年頃 油彩・カンヴァス 190×268cm ケンブリッジ大学セジウィック地球科学博物館 © 2023. Sedgwick Museum of Earth Sciences, University of Cambridge. Reproduced with permission
9世紀に化石が発見されたことを機に、復元図などによって姿を明らかにしてきた恐竜。その“想像”の姿に世界中の人々が魅了されてきました。
今回は、今見ると奇妙に思える19世紀の復元図や図鑑にも載っていた20世紀の作品や現代のスター作家の作品など、約150点が集結。
チャールズ・R・ナイト《ドリプトサウルス(飛び跳ねるラエラプス)》1897年 グアッシュ・厚紙 40×58cm アメリカ自然史博物館、ニューヨーク Image #100205624, American Museum of Natural History Library.
特に注目すべきは「パレオアート」の2大巨匠と呼ばれる、チャールズ・R・ナイトとズデニェク・ブリアンの作品!
ズデニェク・ブリアン《タルボサウルス・バタール》1970年 油彩・カンヴァス 56 x 42.5 cm モラヴィア博物館、ブルノ © Jiří Hochman – / Moravské zemské muzeum, Brno
日本の図鑑にも模写されていたので、見覚えがある人もいるかもしれませんね。
小田隆《篠山層群産動植物の生態環境復元画》2014年 アクリル・カンヴァス 115×160cm 丹波市立丹波竜化石工房 ©小田隆/丹波市
現代日本で恐竜絵画の第一人者として知られる小田隆の作品も特集。かつて日本にいた恐竜の姿を、迫力のタッチで堪能することができます。
恐竜発見から約200年。アートの世界でも、恐竜がどのように変わってきたかも見所です。作家たちのイマジネーション溢れる作品たちを鑑賞し、太古に想いを馳せてみてくださいね。
恐竜の世界に迷い込んだリサとガスパール
お土産にぴったりなA4クリアファイル(440円)、ポストカード(220円)、ステッカー(385円)
ドイツの画家、ハインリヒ・ハーダーの作品とリサとガスパールがコラボ!
ディプロドクスの背中を滑り台のようにして遊ぶやんちゃな姿や、プテラノドンの羽に掴まり一緒に空を飛ぶ(!)貴重なリサとガスパールがグッズになりました。
絵本『リサとガスパールのはくぶつかん』では恐竜が登場したり、富士急ハイランドのオフィシャルホテル『ハイランドリゾートホテル&スパ』にある「ガスパールルーム」の天井にも描かれていたりと、なにかとリサとガスパールとご縁がある恐竜。
そんなご縁がある恐竜絵画に、リサとガスパールの作者の1人であるゲオルグさんが新たに描き足し、豪華なコラボレーションが実現しました!
ポーチ(1,980円)やトートバッグ(2,640円)は春のおでかけに◎!
巾着に入ったハート型のチョコクランチ(1,080円)は、リサとガスパールのプリント入り。
そのほかにもマグカップ(2,420円)や紙巻きマグネット(660円)、ミニタオル(880円)、キャンバスアート(3,850円)がラインナップ。
『恐竜図鑑』で味わったワクワクを大切な人へおすそ分けするにも、自分の宝物にするにも、ぴったりのグッズたちです。
ここでしか手に入らないコラボグッズなので、お見逃しなく!
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兵庫県立美術館では3月4日(土)から5月14日(日)まで、その後は上野の森美術館でも5月31日(水)〜7月22日(土)に巡回する『恐竜図鑑』。
大人も子どもも、これまでとは違った視点で楽しめる恐竜を体感してみてください。
■イベント情報
『恐竜図鑑―失われた世界の想像/創造』
期間:2023年3月4日(土)〜5月14日(日)
時間:午前10時〜午後6時 入場は閉館30分前まで
場所:兵庫県立美術館 企画展示室
※記事公開時点の情報です。最新情報はHPをご確認ください。