第8話では、下山田から「そろそろ過去に何があったのか聞かせてほしい」と言われた波佐間が、自身の悲しい過去を語ることに。13年前に大和医科大学付属病院に勤めていた天野真一(波佐間の本名)は、副院長の真田博(榎木孝明)から「オペは完治の入り口でしかない」と教えられるも、若さから反発してしまい決別。剣持理三(鹿賀丈史)が院長を務める千代田医大学附属病院に籍を移す。

 そこで、天野は気管支拡張症および二次性肺高血圧症を患い、ドナーを待つ7歳の女児・坂本青葉(志水心音)に対し、完治を約束。しかし、天野のオペ技術の高さを危険視した剣持は、青葉に提供されるはずだった肺を不動産業界の重鎮・堂前隆文(松澤一之)に横流し。さらに、天野や次期日本胸部外科手術学会理事長に有力視されていた真田を、横流しに関わったように仕立て上げる。

 その後、容態が悪化した青葉は死亡し、その母親から「先生が命に優先順位をつけたのであれば、娘に生きる価値はなかったのか」と問われる天野。その後、天野はバイク事故を起こし、真田のオペを受けて回復するが、無実を証明できないまま真田は亡くなってしまう……。

 そんな悲劇的な過去に、ネット上では「あんな過去があって、今のエースにつながってるんだと思うと、これまでのエースのセリフにも納得がいった」「すごくいい回だった。エースの過去を知って、過去回を見直したくなった」と好意的な感想がある一方で、「これが初回だったら、もっと登場人物に興味を持てたのに……」「なんで今頃になってこの話? 序盤でこれが描かれていれば、ドラマの評価も変わったはず」と疑問の声が続出。