・日本でも高い人気を誇る女優のハン・ヒョジュがデビュー20周年を迎えた。
・そんな中、彼女は韓国メディアのインタビューにて過去の演技や、話題作の撮影の様子に言及。女優として成功を掴むまでには厳しい叱責を受けることも多かったという。
・今回はハン・ヒョジュの経歴を振り返りながら、彼女の無鉄砲な新人時代のエピソードをご紹介する。
日本でも高い人気を誇る女優のハン・ヒョジュが、デビュー20周年を迎えた。
そんな中、韓国メディアのインタビューで彼女が明かした、新人時代のエピソードが関心を集めている。
華麗で清純なイメージから、スムーズに人気女優の階段を登ったかに思えるハン・ヒョジュであるが、女優として成功を掴むまでには、がむしゃらに挑戦を続け、時には厳しい叱責を受けていたという。
今回はハン・ヒョジュの経歴を振り返りながら、彼女の過去のエピソードをご紹介する。
デビュー20周年を迎えたハン・ヒョジュ
2003年に開催された『ミスピングレ選抜大会』で大賞を受賞し、芸能界入りを果たしたハン・ヒョジュ。
その後、KBS『春のワルツ(2006)』やSBS『華麗なる遺産(2009)』、MBC『トンイ(2010)』など話題作に多数出演し、韓国を代表する人気女優としての地位を築き上げた。
清純なイメージで日本でも高い知名度を誇るハン・ヒョジュは、現在も積極的な芸能活動を行い、ファンに笑顔を届けている。
2月24日には韓国メディア・日刊スポーツがハン・ヒョジュのインタビュー記事を公開。
そこではデビューのきっかけや、新人時代の苦労話が明かされた。
撮影現場での叱責と涙
ハン・ヒョジュは2004年に放送された、MBC『ノンストップ5』で演技デビューを果たした。
演技を始めた当時、演技の実力は不足していたものの、根拠のない自信に溢れていたというハン・ヒョジュ。
無鉄砲に挑戦すればいいだろうと意気込み、女優業を始めたが、初のドラマ撮影では頭が割れるように辛い毎日を送っていたという。
彼女はインタビューにて、当時のことをこのように語っている。
「(『ノンストップ5』に出演した際には、)撮影場所で演技が下手だと怒られ、会社からも叱られました」「室内セット場ではスピーカーフォンで上から指示をされていたと思います。そうすると、演技が下手だという声が神様の声のように聞こえるんです」
さらに「そこでは泣けないのでトイレに駆け込んで泣いて、化粧を直して演技をしていました」と、新人らしくほろ苦いドラマ撮影の思い出を振り返った。
無鉄砲だからこそ手にした幸運
女優デビュー当時から厳しい叱責を受け、苦労の連続であったハン・ヒョジュであったが、2006年にはユン・ソクホが監督を務めた四季シリーズの最後の作品、『春のワルツ』のヒロインにキャスティングされた。
四季シリーズのKBS『秋の童話(2000)』、KBS『冬のソナタ(2002)』、KBS『夏の香り(2003)』は、韓国ドラマファンの間で現在でも語り継がれる名作だ。
3作にはソン・ヘギョや、チェ・ジウ、ソン・イェジンなど、当時から知名度の高い有名女優がヒロインとして抜擢。
そんな中、新人のハン・ヒョジュを『春のワルツ』に起用したのは、破格なキャスティングであったという。
日刊スポーツのインタビューにて、彼女は当時のキャスティングの裏話を語っている。
「元々決まっていた方が降板し、突然オーディションを受けることになりました」「その場で1週間後にオーストリアに出国できるかと聞かれたんです」
オーディション会場で突如、オーストリアへの出国の可否を問われた彼女は「頑張ります!」と自信ありげに答えたという。
このことが功となり、ハン・ヒョジュは名作ドラマの主演の座を獲得。時に空振りし、多くの挫折を繰り返しながらも、無鉄砲に挑戦を続けた彼女の努力が実を結び、幸運を引き寄せた。
しかし、自身の演技に自信がない彼女は、撮影がとても恐ろしかったと振り返る。
「自分自身、演技が下手だと理解していたため、撮影がとても怖かったです。自信が底まで落ちました」「(泣く演技が上手く出来ず、)あるスタッフには通り過ぎる際に、”あなたはミスキャスティングだね”と言われました」
今の彼女からは考えられない壮絶な苦難を乗り越え、韓国を代表する大女優となったハン・ヒョジュ。今後の彼女の活躍にも注目が寄せられている。