マドンナと兄アンソニー photo : Richard Young/Shutterstock, @joehenrymusic / instagram
世界的歌手マドンナ(64)の兄であるアンソニー・チッコーネが66歳で他界した。家族がソーシャルメディアを通して発表した。
マドンナの妹、メラニー・チッコーネの夫であるジョー・ヘンリーは2月25日、インスタグラムにて義理の兄であるアンソニー・チッコーネが死去したことを報告。ジョーは「私の義理の兄、アンソニー・ジェラルド・チッコーネは昨晩、この地球という飛行機を降りました。私が15歳の春、ミシガンで生活していた頃から彼を知っているので、もう長い年月が過ぎました」と書いた。
ジョーは「アンソニーは複雑な性格の持ち主でした。本当の兄弟のように、関係がもつれたこともあった。でも彼を愛していたし、理解していた。さようなら、アンソニー」と、別れのメッセージを送った。
マドンナは世界で最も成功したアーティストであり億万長者であるが、そんな妹とは逆に2011年からミシガン州の橋の下でホームレスとして生活していたアンソニー。アルコール依存症のため家族が経営するワイナリーでの職を失い、それ以来父親やマドンナを含む家族と疎遠になっていたという。
アンソニーは過去にインタビューで「僕は家族にとって見えない存在。人じゃないんだ。恥だと思われている。僕が凍死したとしても家族は半年くらい知らないか気にしないかなんじゃないかな」と発言していた。さらに妹のマドンナに関しては「そもそも彼女を愛したことがないし、彼女も僕を愛したことなんてない。お互いに愛なんて一度も持ったことがない」と、語っていた。
マドンナは普段からソーシャルメディアを積極的に更新するが、ここ数日投稿をしておらず、アンソニーの死に関するコメントなども出していない。
マドンナは、アンソニー、マーティン、ポーラ、クリストファー、メラニー、ジェニファー、マリオ・チッコーネの8人の兄弟のうちの1人。彼らの母親であるマドンナ・チッコーネは、1963年に乳がんが原因で33歳で亡くなっている。