ブルース・ウィリスブルース・ウィリス photo : MediaPunch/Shutterstock

先日、認知症だと診断された俳優のブルース・ウィリス。彼の最後の作品として発表された『Assassin(原題)』の正式な公開日が決定した。

ブルースといえば、1988年の大ヒット映画『ダイ・ハード』の主役以来、『パルプ・フィクション』『シックス・センス』などの人気作に出演し、アクションとドラマのスターとして活躍してきた。昨年3月、ブルースの家族は、彼が失語症の診断を受けて俳優業を引退したことを発表。さらに先日、前頭側頭型認知症とも診断されたことが明らかになった。

そんな中、Colliderの新たな報道によると、ブルースの最後の出演作となる『Assassin(原題)』は3月31日に米公開されることが決定したという。本作は、特定の映画館とVODで同日に配信される。この映画が公開される週末は、ファンタジー大作『ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り』の米公開と同じとなる。

『Assassin(原題)』は、ブルースが2010年代後半から2020年代前半にかけて製作した低予算のアクション映画のひとつだ。今回の作品は、ジェシー・アトラスによる監督デビュー作で、アーロン・ウルフと共同で脚本を担当し、彼らの2017年の短編映画『Let Them Die Like Lovers(原題)』を映画化したものである。

本作は、他人の体を乗っ取ることができるマイクロチップを使って、潜入ミッションを遂行することができる近未来的なテクノロジーが中心となっている。ブルースはこの技術を利用した作戦のリーダー、ヴァルモラを演じる。

本作はR指定で、映画の上映時間は88分。約30年にわたるブルースのハリウッドのレガシーを称える作品になるだろう。