『シャイニング』 Photo: Warner Bros/Hawk Films/Kobal/Shutterstock
シェリー・デュヴァルは、73歳になったいまも大きな目標を掲げているようだ。
1980年に公開され大ヒットしたホラー映画『シャイニング』。女優のシェリー・デュヴァルはこの作品で、主人公の妻ウェンディを演じている。
そんなシェリーは、過去20年間にわたって女優業から遠ざかっていたが、まもなく公開されるホラー映画『The Forest Hills(原題)』にて復帰。今後もさまざまプロジェクトに参加する意欲があるという。
このたび、米ピープル誌のインタビューに応じたシェリーは、今後の目標について、「ジェシカ・タンディは80歳でアカデミー賞を受賞した。私もまだやれるわ」と、世界最高峰の映画賞の名をあげた。
なお、ジェシカ・タンディは1989年公開の映画『ドライビング Miss デイジー』で主人公デイジーを演じた女優で、その年のアカデミー賞で主演女優賞を受賞している。
シェリーは『シャイニング』ではアカデミー賞にノミネートされることがなかったため、まさに悲願と言えるだろう。
一方、シェリーはこれまでに、プライムタイム・エミー賞を2回、その他にも英国アカデミー賞や女性映画批評家協会賞にノミネートされたことがある。
また1977年には、カンヌ映画祭とロサンゼルス映画批評家協会から最優秀女優賞を、1984年にはピーボディ賞を受賞している。
『シャイニング』の他にも『三人の女』や『バード★シット』などに出演したシェリーだったが、2002年、『Manna From Heaven (原題)』への出演を最後に女優業からの引退を発表していた。
シェリーは表舞台から去った理由として、兄弟の一人が骨髄ガンと診断されたことから、故郷のテキサスに戻ったためだとしており、「それまででいちばん長い休暇だった。でも、とても重大な理由があったの。家族が再び、一つにならなければいけないっていうね」と振り返った。