ハーヴェイ・ワインスタインハーヴェイ・ワインスタイン photo : John Angelillo/UPI/Shutterstock

大物映画プロデューサーのハーヴェイ・ワインスタインが、性犯罪の罪でさらに16年の禁固刑を言い渡されたと報じられている。

ハーヴェイといえば、ハリウッドの大物プロデューサーの一人として活躍。映画『英国王のスピーチ』や『恋に落ちたシェイクスピア』など数々のヒット映画を生み出すなど、業界の重鎮的存在で、アカデミー賞など各アワードで何度も受賞を果たしてきた。しかし2017年10月5日、ニューヨーク・タイムズが報道した記事によって、彼が複数の女優や女性従業員に、度重なるセクハラ行為を約30年も続けてきたことが明らかに。女優志望の女性をレイプし、テレビ・映画制作アシスタントに性的虐待を加えた罪で、すでに懲役23年の量刑が言い渡され、現在は服役中だ

Page Sixの新たな報道によると、今回の判決はハーヴェイのロサンゼルス裁判に関するもので、さらに16年の禁固刑を宣告されたという。この判決で、彼は事実上の終身刑を言い渡されたと各メディアで報道されている。

ハーヴェイの代理人は、新たな判決について、ハーヴェイの年齢と健康を考えると「残酷」であるとPage Sixに対してコメントしている。「これは正義ではなく、多くの人が事実と関係なく見捨てられ、捨てられるべきと判断した男のための積み重ねです。控訴されるでしょう」と述べた。

そしてハーヴェイ自身もPage Sixに対し「私がその場にいなかった犯罪で有罪になるなんて信じられないことです。私は無実です」「私は彼女と一緒にいたことはない。彼女の主張というものは、すべて金目当てに仕組まれたものです」と述べた。