・軍隊に自身が応援する芸能人を送り出すのは、ファンにとっては悲しい出来事だ。
・しかし中には、“いつ入隊するんだろう・・”と心配する必要のないすでに兵役を終えた俳優がいる。
・早期に服務に就くことが成功の方程式なのではないかと感じさせるスター5人をご紹介。
BTS(防弾少年団)のジンが入隊して、約2カ月が経過しました。
彼の帰りを首を長くして待っているファンは多く、いつの時代も兵役は韓国芸能人を応援する人にとっては心配材料の1つとなっています。
またそれは芸能人の彼らにとっても同様。軍服務期間中には芸能活動ができないため、ファン離れをはじめ、人気のピークを逃すことになる可能性もあるのです。
そしてこういった理由により大多数がやむを得ず、地位を確立してから入隊するなど兵役に就く時期をできるだけ先延ばしにする傾向が。
このため好きな芸能人が見つかっても、いつかは軍隊に送り出す悲しみを経験し、復帰を忍耐強く待つという図式に当てはまるファンが多く存在します。それは兵役文化のない日本人ファンにとっても同じこと。
しかし、その心配が必要のないスターがいるのをご存じでしょうか。
比較的早い段階で国民の義務を遂行し、後で仕事に集中することを選択した面々です。
こういった芸能人は高い確率で実績を残しており、兵役は早期に終えることが芸能界における成功の方程式ではないかと思わせるほどです。
D.O.(ド・ギョンス)
EXO(エクソ)のD.O.はアイドルにしては早く兵役を済ませた方で、2019年に突然入隊のニュースが流れ世間を驚かせました。
なぜなら、EXOのメンバーとしてはもちろん映画『スウィングキッズ』が好評を得るなど、俳優としても勢いに乗っていた人気絶頂期だったから。しかも入隊期限である28歳まで、あと約2年残しての決断でした。
しかし彼の選択が正しかったのか、2021年の除隊後も引き続きドラマで主演を務め、映画2本に携わるなど、本格的に役者としての活動を繰り広げています。
パク・ソジュン
パク・ソジュンは、デビュー前の大学1年生の時に兵役を済ませており、他の俳優のように入隊時期に関し悩むことがなかった人物。
役者になるためソウル芸術大学に進学したものの、演技面で上手くいかないことがあった時期にスパッと軍隊に行くことを選んだのだとか。
このため『キルミー・ヒールミー (2015)』、『彼女はキレイだった (2015)』で主演を務め次々と話題作を輩出、『サム・マイウェイ~恋の一発逆転!~ (2017)』で確固とした人気を獲得しながら、韓ドラ界に欠かせない役者として君臨し続けています。
ハ・ジョンウ
ハ・ジョンウは、1999年に役者デビューし同年に服務に就きました。
MBCのタレントオーディションを準備中だった彼は、「オーディションに落ちたらすぐ入隊する」と周囲の人に公約し、有言実行することになったのだとか。
しかし有名になる前に済ませておいたのが功を奏したのか、除隊後は各作品で徐々に知名度を上げていき、2008年には主演映画『チェイサー』を大ヒットに導くなど2009年前後から全盛期を迎え、今では韓国を代表する俳優の1人となっています。
チョン・ヘイン
チョン・ヘインはパク・ソジュン同様、大学生の頃に入隊しており、2013年に芸能界入りして以降、毎年のようにスクリーンとお茶の間を行き来しながら、役者としての実力を磨いてきました。
そして、『トッケビ~君がくれた愛しい日々~(tvN/2016)』に特別出演したことがきかっけで大衆に知られはじめ、『よくおごってくれる素敵な姉さん (2018)』で知名度が急上昇。
兵役のために空白期間を持つことなく次々とドラマや映画に出演し、2021年に『D.P. -脱走兵追跡官-』が大ヒットしたことでより一層俳優としての地位を確率することに成功しています。
ユ・スンホ
ユ・スンホが入隊したのは2013年で、彼にとっては子役から成人俳優に移行する大切な時期でした。
しかし当時、役者をこのまま続けていくかひどく悩んでいたユ・スンホ。まずは、兵役に就くことを決意します。
すると除隊後は韓国芸能界が彼の帰りを待っていたかのように、映画では『朝鮮魔術師 (2015)』を含め2本の作品で立て続けに主演を務め、ドラマでも2作で主人公を担当。現在まで途切れることなくお茶の間で活躍し続けています。
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“いつ入隊するんだろう・・”とファンが心配する必要のないスターたち。
早期に兵役を済ますことが必ずしも成功の鍵となるわけではありませんが、少なくとも本記事で紹介した5人の場合、芸能生活を送る上でベストなタイミングを選択したようです。