多くの人が1日平均30分かかっているという「洗濯」の時間。学生のころは家族がやってくれたけど、一人暮らしを始めて洗濯の大変さに気づいた……という人も多いはず。けれどちょっとしたテクニックを使えば、面倒な洗濯がグッと手軽になるんです!そんな家事の初心者が知っておくと便利な、洗濯時短テクを紹介します。
靴下やシャツなどは裏返して洗ったほうが、汚れ落ちがアップ!
「靴下を裏返しのまま洗濯機に入れないで!」と子どものころに叱られた経験がある人も多いはず。ところが、皮脂や汗などの汚れの多くは衣類の内側に。そのため裏返しのまま洗ったほうが汚れ落ちしやすくなるのです。
ただし気をつけたい点もあります。靴下の場合、丸まったままだと汚れ落ちが悪くなってしまうので、きちんと伸ばしてから洗濯機に入れるようにすること。
また、スポーツやアウトドアのあとなど、靴下にガンコな泥汚れがついてしまった……なんてときは、裏返さずに汚れた表面のまま洗ってくださいね。
軽い汚れの衣類なら……スピード(お急ぎ)コースを使いこなす!
洗濯機を使うとき、全ての衣類をなんとなく「標準コース」で洗っていませんか?
軽い汚れの衣類だけなら「スピードコース」を選んでみてください。それだけでなんと約10~20分もの時短に(洗濯機によって時間は異なります)。
スピードコースの場合、すすぎが1回(標準コースは2回)になるので、「すすぎ1回」と裏面に表示されている洗剤を選ぶといいでしょう。時短に加えて節水効果も期待できますよ。
ライオン株式会社のWeb調査(2020年実施)によると、予洗いから洗濯機を回して干し終わるまで洗濯にかかる時間について、最も回答が多かったのは「30分~1時間」の 62%、次が「1時間から1時間半」で26%という結果でした。中には1時間半以上という人も。
日々の洗濯時間を短縮できれば、ラクになる上に自分時間も生まれるのがうれしいですね!
落ちにくいワイシャツのそでやえりの汚れには、洗剤を塗布して洗濯機へ!
ワイシャツやブラウスの洗濯で気になるのが、えりやそでの黒ずみや黄ばみ、そして食べこぼし。特に白い衣類だと汚れが気になりますよね。落ちにくいガンコな汚れには、液体洗剤や液体酸素系漂白剤を直接塗布してみましょう。
汚れの裏側にあて布を入れて直接洗剤をつけ、洗濯機に入れるだけ。ごしごし洗いの手間が省けてとってもラク!ランチでトマトソースを飛ばしちゃった……なんていうときや、ガンコな黄ばみなどには液体酸素系漂白剤を使うといいですよ。
それでも落ちそうにない汚れや、ニオイがひどく気になる場合は、超コンパクト液体洗剤を汚れに塗布して1晩(約12 時間)放置してから洗う“塗布放置洗浄”を試してみましょう。
洗剤の原液や汚れが床やテーブル等につかないよう、バケツの中にタオルを敷き、衣類を上において直接塗布するだけ。1晩おいてから洗濯機を通常通りまわすと、グッと汚れが落ちやすくなります。
プッシュボトルタイプの液体洗剤を使えば、手が汚れずあっという間
みなさんはどんなタイプの洗濯洗剤を使っていますか?粉洗剤よりも投入しやすくて、粉が飛び散る心配のいらない液体洗剤を使っている人も多いはず。さらに時短を目指すなら、プッシュするだけで使えるボトルタイプの液体洗剤を選んでみましょう。
手も汚さずにサッと洗濯機が回せるから、仕事帰りで疲れた日や時間のない朝のストレスも減りそうです。