◆胃の不調をもたらすのは「胃の働きすぎ」

「胃の役割は、口で咀嚼された食べものを、さらにおかゆのような状態にして腸に送ること。胃は一生懸命動いて、食べものを消化しているんですね。でも、しっかり噛まなかったり、一度に大量に入ってきたり、あぶらっこいものが多かったりすると、消化に時間がかかってしまいます。結果、胃に負担がかかり、胃の動きが悪くなってしまうんです」(工藤あき医師 以下カギカッコ内同じ)

工藤あき先生
消化器内科医の工藤あき先生
食べすぎや飲みすぎ、早食い、脂質の多いメニュー、どれも、ダイエットによくない食べ方だけど、胃へのダメージも大。あともう一つ、避けたほうがいいのは「遅い時間の食事」。こちらも胃に大きな負担を与えるのだそう。

「寝ている間、胃では残った食べかすを十二指腸に送る“大掃除“が行われています。でも、胃の中に食べものが残っていると、消化と大掃除を同時にしなくてはいけなくなります。理想は、お腹が空っぽの状態で寝ること。それが難しくても、せめて就寝2~3時間前までには夕食を終えてほしいなと思います」

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