「警察ネコ」のニミス
アムステルダムに住む「警察犬」ならぬ「警察ネコ」が話題となっている。
現在、TikTokで注目を集めているのは、オランダ・アムステルダムに暮らす1匹のネコ「ニミス」。彼は住んでいるところが水上にあるボートハウスであることから、安全のためつねに黄色いライフジャケットを身に着けている。その姿がまるで警察官が身に着ける夜間警備用のベストに似ていることから、近所の人々はいつしか彼のことを「警察官」と呼ぶようになった。
すると飼い主のリディア・フェイバーさんが、ニミスのベストに警察バッジをつけ、彼の様子をTikTokに投稿するようになったのだ。
最初は幼いめいっ子たちとコミュニケーションを取るためにと始めたリディア・フェイバーさんだったが、「警察ネコ」の動画はあっとゆうまに世界中で愛されるようになり、いまや450万回以上再生されている。
あまりの反響の大きさにフェイバーさんは、「本当にクレイジー!こんなこと、予想していなかったもの」とおどろきを見せた。
ニミスは現在1歳半。とても甘えん坊ながら遊ぶことが大好きで、特に朝はよく「パトロール」にでかけるという。フェイバーさんはその様子を、「彼が警察バッジがついたベストを着て歩き回っているものだから、みんなから地元の『警察ネコ』だと思われているの」と語っている。
本物の警察官からもかわいがられているニミスは、アムステルダム市警の警察官からよく一緒に写真を撮ってほしいと頼まれるそうだ。
また、混雑した街中で観光客から興味を持たれる場面も。「彼は本当に警察ネコなのか」とよくたずねられると語ったフェイバーさんは、「『もちろんです。アムステルダムは世界で初めて麻薬探知用の警察ネコを飼った都市なんですよ』と答えるの」と、茶目っ気たっぷりに明かしたのだった。