トップは『夫を社会的に抹殺する5つの方法』、好演の野村周平が「嫌いになりそう」?

 まず、深夜ドラマの放送枠数は局によってかなりのバラつきがあり、フジテレビ系、日本テレビ系、TBS系がそれぞれ2枠、テレビ朝日系が3枠なのに対し、テレビ東京系は実に7枠(TVerで未配信の『ヒヤマケンタロウの妊娠』を含む)。そのため、現在放送中の深夜ドラマ17作品のうち、半数近くがテレ東系のドラマとなる。

 その中でも、お気に入り数トップは馬場ふみか主演の『夫を社会的に抹殺する5つの方法』(テレビ東京系)で、53.4万人。2位の『美しい彼(シーズン2)』(TBS系)と13万人もの大差をつけ、断トツの1位に輝いた。

 『夫を社会的に抹殺する5つの方法』は、原作を三田たたみ氏、作画をアップクロス氏が手掛ける同名ウェブ漫画の実写化で、夫・奥田大輔(野村周平)からDVやモラハラを受けて流産した主人公・奥田茜(馬場)が、謎の手紙の指示に従って、夫を社会的に抹殺する物語。

 ネット上では、馬場と野村の生々しい演技に圧倒される人が続出。特に、野村演じるモラハラ夫に腹を立てる人は多く、「役を越えて野村周平を嫌いになりそうなくらい、あのキャラクター腹立つ」「演技がうますぎて、もはや野村周平のことを嫌いになりそう」と冗談めいた声も目立つ。

 野村といえば、昨年9~12月放送の連ドラ『闇金ウシジマくん外伝 闇金サイハラさん』(TBS系)で凶悪な半グレ集団のボス役を好演していたが、“視聴者をムカつかせるキャラクター”を演じさせたら、今トップクラスにうまい役者といえるかもしれない。