「サウスパーク」「サウスパーク」

アメリカの大人向けアニメが、あの夫妻を容赦なくイジり倒している。

このたび、ブラックユーモアや痛烈風刺で知られる、アメリカの大人向けアニメ「サウスパーク」にて、あるエピソードが公開された。

「ワールド・プライバシー・ツアー」と題されたこのエピソードには、プライバシーを求めながら注目を集めようとするカナダの王子とその妻が登場するのだが、このキャラクターがヘンリー王子メーガン妃にソックリだと話題となっている。

番組内では名前こそ出てこないものの、ヘンリー王子の赤毛のカーリーヘアやメーガン妃の服装が忠実に再現されており、明らかに夫妻を風刺したエピソードであることがわかる。

「登場人物はすべてフィクションです」との注意事項から始まるこのエピソードは、カナダの女王の葬儀に訪れた夫妻が、他の王室メンバーから批判を受ける姿や、夫妻が「プライバシーがほしい」「私たちを見ないで」と書かれた看板を掲げながらカナダのトーク番組に出演する様子がおもしろおかしく描かれている。

また、ヘンリー王子が先月発売した回顧録「スペア」を思わせる「Waaagh」というタイトルの本も登場する。

そして2人は、ド派手なプライベートジェットに乗り込むと、プライバシーを求めてワールドツアーに旅立つ。

最終的に物語の舞台「サウスパーク」にたどり着いた夫妻は、購入した豪邸に「プライバシーがほしい」「私たちをほっといて」という横断幕を掲げながら、花火を打ち上げたり、家の前にプライベートジェットを停めたりと、連日連夜の大騒ぎをする。

これがほかの住民たちの怒りを買い関係が悪くなるのだが、夫妻はそれを「人種差別だ」と騒ぎ立てるのだった。

タイムリーながら「サウスパーク」らしさが詰まったこのエピソードに、ネット上は大盛り上がり。「これ考えた人、天才!」「もし裁判になったら、それもアニメにしてほしい」「これまでのエピソードで一番笑った」といったコメントが寄せられている。