おうち時間が増えた今、メイクは自分のためのものになった。鮮やかなリップを塗っているときの高揚感や、塗った直後に顔がパッと明るくなる変化が嬉しくて。自分で自分をご機嫌にする最高の方法は、目に見えて分かる変化をもたらしてくれるメイクにある。新作コスメのリップを味方に、顔も気分も切り替えてみて。
この数カ月で、失って初めて気付いたありがたみがある。愛する人と触れ合うこと、家族と向き合ってごはんを食べること、友達とティーを飲みながら語り合うこと、化粧品のテスターを試しながらショッピングをすること、映画館で映画を観ること。
当たり前にできたことができなくなって、自分ではどうしようもできないこの状況を受け止めるのが辛く、切なく、もどかしく、今までの日常がどれだけ恵まれていたのかをひしひしと感じている。
個人的に失って初めて気付いたありがたみベスト3に入るのが、メイク。マスクが義務化されて常に顔の半分が覆われてしまうので、ばっちりメイクをする機会がめっきり減ってしまった。特に、リップを塗る回数が激減。リップを塗らないだけで自分の顔がこんなにパッとしないものかとショックを受け、リップの力を改めて感じた。
そこで最近、私は、マスクをしなくてもいい一人暮らしの家の中でリップを塗るのを楽しんでいる。それも、朝、昼、夜とリップを変えて。
今までは他人に見られることを意識してメイクをすることが多かったけど、おうち時間が増えた今は、自分のためにもメイクをするようになった。といっても、肌は基本休ませたいので、リップ以外はノータッチ。ノーメイク状態の顔に鮮やかなリップだけを塗っている。
そうすると、リップだけが明らかに浮いて人様に見せられる顔ではなくなるけど、一人暮らしの家だからそこは気にしなくてOK。
それよりも、鮮やかなリップを塗っているときの高揚感や、塗った直後に顔がパッと明るくなる変化が嬉しくて、「今日はどのリップを塗ろうかな♪」なんて心を躍らせながらあらゆるリップを塗って楽しんでいる。
新しい生活様式に慣れず、行動に制限がかけられていてストレスも溜まり、気が滅入りそうになる日々の中、目に見えて分かる変化をもたらしてくれるメイクは、自分で自分をご機嫌にする最高の方法だと実感している。