ピルを飲めない人、飲んではいけない人っているの?
基本的にピルは1日15本以上タバコを吸う人、高度の肥満者、血栓症や高脂血症、子宮頸がんや乳がんのある人、肝機能障害や腎臓の働きが悪い人などが摂取できません。
また、40代を超えてくると低容量ピルを摂取することで血栓症のリスクが高まるため、ピルを摂取するかどうかについて慎重にならなくてはなりません。
ミニピルであれば40代以降、授乳中、喫煙者、肥満者など、通常はピルを摂取できない人にも処方可能とされますが、飲み忘れた際の避妊効果は著しく低下します。
いずれにせよ、最近はオンラインなどで気軽にピルを購入できるようになっていますが、ピルを摂取している期間は半年に1回血液検査をすることが推奨されており、ピルを摂取していることで体内に異常が起こっていないかを調べることが重要です。
特に低容量ピルはガンの発症リスクを高める可能性も指摘されていますので、定期的な検査は必須でしょう。
筆者も半年〜1年に1回は必ず血液検査を受けてピルの継続摂取をしていました。
オンラインピル処方ってどうなの?婦人科での処方との違いは?
個人的にはオンラインピルは非常に良い取り組みだと思いますが、やはり医師と対面で話をして処方してもらう方が絶対的に安心で、また何よりリーズナブルだと思います。
オンライン診療で安いことを謳っているサイトが多くありますが、一般的な婦人科でもワンシート(1ヶ月分)3,000円前後で入手できます。
もちろん初診料や検査料が乗る月もありますが、それでも安心には変えられません。
サイトを見ても、結局は婦人科での処方の方が安い場合がほとんど。
また、医療機関であれば1回の診察で3ヶ月分くらい処方してくれますし、定期検診の案内もしてくれます。
ピルを摂取してトラブルを起こしているケースのほとんどが「間違った飲み方をしている」「適当な飲み方をしている」「定期検診を受けていない」「よくわからないピルを飲んでいる(海外製や、偽造薬物など)」といったケースです。
ピルはあくまで医薬品であり、医師の処方によって、医師と二人三脚で体調をコントロールするために飲むものと理解すべきです。
最近の婦人科は女性医師のみ・女性専門のクリニックも増え、妊娠出産以外の利用者が多いクリニックも増えています。
かかりつけの婦人科を見つけておくと30代以降は非常に安心です。
ピルを飲んでいる間の月経ってどんな感じ?
ピルを飲んでいる間の月経は本当に驚くほど楽になります。
月経期間は長くても3日くらい。
しかも、その3日の経血量も「パンティライナー(おりものシート)」で済む程度の軽いものです。
月経期間であることに間違いはないですが、腹痛や腰痛、気分の落ち込みなどとはほぼなくなります。
生理が憂鬱、何もできない、そんな人ほどピルを一度試してみると、毎月のブルーデイをハッピーデイに変えられるはずです。
そのほかの注意事項は?
ピルには排卵・月経を抑える効果があっても「性感染症」を抑える効果はありません。
そのため、避妊目的でピルを摂取していたとしてもコンドームはしっかり使うべきです。
また、逆に妊娠を望むようになった場合は、生理を復活させる必要がありますが、正常な生理を取り戻すまでにかかる期間なども医師に相談する必要があります。
まとめ
正しく使えば、間違い間違いなく女性のQOLを高めてくれるピル。
あくまで医薬品であることを忘れず、正しい服薬によってこそメリットが得られます。
服薬を考えたらまずは婦人科に相談行くようにしましょう。
提供・yoganess
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