ジジ・ハディッド
ジジ・ハディッドが自らの思いを赤裸々に語っている。
モデルのジジ・ハディッドがこのたび、「ELLE」誌のカバーインタビューに登場。新型コロナウイルスのパンデミック後の生活に求めるものや、大スターからもらった、いまも心に残っているアドバイスなど、胸の内を告白している。
インタビューの中でジジは、パンデミックを経験したからこそ見えてきたものがあると語る。
「妊娠したことをキッカケに考えたの。パンデミックが終わって、世界が再び開けたときに何をしたいかって。それは毎週のようにちがう国にいるような生活じゃなくて、安定したスケジュールの中で過ごす日々だった」と述べたジジは、「それってとても落ち着くの。いまは通えるオフィスもある。そこにいるみんなのことを知ってる。毎回どうやって輪に入ろうか悩む必要もない。それは私にとってはこれまでとちがう経験。それでも、その準備ができたからこその適切なタイミングだったんだと思う」と続けた。
さらに、元パートナーで歌手のゼインとの間に生まれた娘カイとの生活について、「彼女は明らかに、あらゆる状態や方法で私を見ているの。彼女が知っているかどうかにかかわらず、私は彼女と一緒に人生を歩み、学んでいるの。彼女は24時間365日、本当に現実的な見方をしていると思う。彼女が起きていれば、夜中でもおしゃべりしてるし、たわいもない話をしていたり楽しいの。娘が生まれたことで、もっと落ち着きたいと思うようになったと同時に、カオスのありがたみも感じるようになった。ショーや撮影に参加したり、また街に出たり、ママになったあとも友達と一緒にいたり、パンデミックからみんな出てきたり、その両方の良さを感じているの」と明かした。
またジジは、テニス世界女王のセリーナ・ウィリアムズからあるアドバイスを受けたことがあるという。
どんなささいなこともニュースになってしまうジジは、同じくつねにニュースの見出しをかざり続けるセリーナ・ウィリアムズに相談したそうだ。
ジジは当時のアドバイスについて、「セリーナ・ウィリアムズは私に言った。『3週間以上報道され続けるものはない』って」と振り返ると、「ニュースが出ると、『人生の終わり』かのように感じてしまうかもしれないけど、いずれかならず過ぎ去る。自分自身のことをそこまで深刻に考えないこと。『人生の幕を閉じる瞬間に、19歳のときのあの気まずいインタビューを思い出すことなんてないでしょう』って、気楽に考えられるようになったわ」と付け加えた。
さらにここで、「ELLE」のインタビュアーはジジに「記事の見出しやSNSの投稿からはではわからない、あなたの魅力はなんですか?」と質問した。
これに対しジジは「世間が私について何を知らないか?わからない。それを考えるとなんだか感情的になっちゃうわ。私というのは、目の前にいないと経験できない人だと思う。むずかしいことでもないわ。これは文句ではないんだけど、むしろ私の仕事では、スナップ写真をたくさん見ることになるから」と語ると、ジジの目から涙があふれたという。
ジジを泣かせてしまったことに「ELLE」側が謝罪すると「いいの、大丈夫よ。どうやら私はそのことを言う必要があったみたい。スナップショットがたくさんあって、本当に一瞬のできごとで、そこにはあまりに文脈がなさすぎるから・・」と、モデルとして常に見られる仕事をしているジジでも、写真だけでは伝わらないこともたくさんあることを明らかにした。