東京都とキッズデザイン協議会は、安全・安心に配慮した商品をより多くの人に、よりわかりやすく理解してもらうことを目的に、「セーフティグッズフェア~見つけた!安全・安心な子育て応援アイテム大集合~」をオンラインで2月16日(木)〜3月16日(木)の期間開催中だ。

子どもの安全・安心を守る商品や情報を知る

「セーフティグッズフェア」は、安全・安心な生活のための子ども視点でデザインされた優れたアイテムや、お役立ち情報などが満載のイベント。2014年から開催され、一度はコロナ禍による開催中止もあったが、8回目となる今年は昨年に引き続きオンラインでの開催となる。


キッズデザイン協議会が主催する「キッズデザイン賞」の受賞作品の展示をはじめ、商品の開発現場訪問ツアーやワークショップなども実施。安全・安心に配慮した商品や情報を知り、その大切さを理解し、自身の暮らしや生活の中に取り入れてもらうためのイベントを目指している。

キッズデザイン賞受賞作品を中心に48点が集結


「キッズデザイン賞」は、2007年から実施している顕彰制度で、「子どもたちの安全・安心に貢献するデザイン」「子どもたちの創造性と未来を拓くデザイン」「子どもたちを産み育てやすいデザイン」の3つの視点で評価している。


第16回キッズデザイン賞東京都知事賞を受賞したデザインフィルの「ミドリ スローコンベックスメジャー」は、金属テープがゆっくり戻り、大人から子どもまで安心して使える金属製メジャーだ。


第15回キッズデザイン賞を受賞したメテオAPACの「スマートキッズベルト」は、ポーランドで開発され、EUやUS基準の厳しいクラッシュテストを経て安全認証を取得し、国内でもEマーク適合と認められた、携帯型子ども用シートベルトだ。

「展示紹介コーナー」では、こういった「キッズデザイン賞」の受賞作品を中心に、48点の作品を展示。生活者目線のポイント別に「不安に備える」「事故から守る」「安全をプラス」「もっと便利により楽しく」という4つのコーナーに分けて紹介している。それぞれの商品の安全面への配慮・工夫について動画を交えて実感し、メーカーサイトで商品の購入方法などを知ることができる。

親子で参加できるワークショップなども開催

また、「わが社のアイデア紹介します 開発現場訪問ツアー」では、安全・安心をテーマに開発した商品について、担当者のインタビューや商品の特長などをスライドや映像で分かりやすく紹介。

自宅で用意できるものを使って行う「やってみよう・つくってみよう オンラインワークショップ」では、ぷるぷるで手を洗うことが楽しくなるゼリー石鹸と、炭酸であっと驚く現象が起きるフルーツポンチを親子で一緒に作る。対象は1歳~。参加は無料なので、気軽にチャレンジしてみよう。

このほか、子どもの転落事故防止を目的に東京都が作成した動画を紹介するコーナーでは、子どもがベランダの手すりの高さまで素早くよじ登っていく実験映像や、転落事故を防ぐポイントを紹介している。

オンライン開催の「セーフティグッズフェア」に参加して、子どもの安全・安心を守るグッズや方法をチェックしてみては。

セーフティグッズフェア専用サイト:https://www.safetygoodsfair.com
キッズデザイン協議会公式サイト:https://kidsdesign.jp/

(山本えり)