アレック・ボールドウィン Photo: Stephen Lovekin/Shutterstock
俳優のアレック・ボールドウィンが、まもなく仕事に復帰するようだ。
アレックは、2021年10月、西部劇映画『Rust(原題)』の撮影に参加。リボルバーの扱いを練習していたところ、銃が一発発射され、ジョエル・ソウザ監督が負傷し、撮影監督のハリナ・ハッチンスが死亡した。この事件により撮影は中止となった。それから約4ヶ月後に、ハリナさんの遺族がアレックを提訴。その後、アレックは、ハンナさんの死に対する責任については否定しているが、ハンナさんの夫を含む遺族と和解に達し、今後はハリナさんの夫が映画のエグゼクティブプロデューサーとして、利益の一部を受け取ることになった。
そしてアレックは新たに過失致死罪で起訴されているが、再開される『Rust(原題)』の撮影に参加する予定だという。
先日、E!Newsが報じたところによると、ジョエル・ソウザ監督は「ほろ苦いけれど、かつてのキャストやスタッフに加え、優秀で献身的な新しい制作チームが、ハリナと私が始めたことを完成させようと尽力してくれることに感謝しています」と述べている。
ハンナさんの死をきっかけに中断していた西部劇映画の制作は、春に再開される予定だ。
また、E!Newsが入手したプレスリリースによると、撮影現場での「作業用武器」や「あらゆる形態の弾薬」がゼロになるように、Tenet Production Safetyの安全管理者2名もクルーに加えられたようだ。これで実弾の持ち込みは、セットで固く禁止されるようになる。
過失致死容疑2件で起訴されることとなったアレック。Deadlineが報じたところによると、有罪判決が下された場合、2件の容疑はいずれも第4級の重罪となり、最長18カ月の禁固刑と5,000ドル(約65万円)の罰金が課せられるという。また銃器の使用に関する事件であることから、「強制的刑罰」も加わり、5年間の服役が義務付けられる可能性もあるという。