『リトル・マーメイド』
現地時間2月12日日曜日に開催された第57回スーパーボウル。毎年1回行われるこのビッグスポーツイベントでは大手企業の新CMや映画の新予告編が流れることでも知られている。
今年のスーパーボウルでは、DCコミックス映画『ザ・フラッシュ(The Flash)』や、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』、『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』 などの新予告編が公開された。しかし、ディズニー実写版『リトル・マーメイド』の新予告編は公開されることはなく、続報を期待していたファンを動揺させた。
『リトル・マーメイド』に対するファンの熱狂は、いくつかの異なる方向から来るものと思われる。オリジナル映画の根強い人気、ベイリーの起用、そして、『リトル・マーメイド』が実現するまでに長い時間がかかったという事実もある。この映画はもともと2016年に発表され、ベイリーの配役が公になったのは2019年の夏だった。それ以来、進展は鈍く、ディズニーはこの映画について明らかにする詳細を惜しんできた。これまで、『リトル・マーメイド』の予告編は1本しか公開されておらず、それはシンプルなティーザーであった。
6月9日に公開を控えている『リトル・マーメイド』は、1991年に公開された名作アニメーション『リトル・マーメイド』(USは1989年に公開)の実写版作品。アリエル役は新人女優ハリー・ベイリーが務め、『モアナと伝説の海』『ミラベルと魔法だらけの家』など新たなディズニーの音楽をも担う新進気鋭の鬼才、リン=マニュエル・ミランダが、巨匠アラン・メンケンと楽曲を担当することで注目を集めている。