お礼状の封筒の入れ方

お礼状の封筒への入れ方にもマナーがあります。マナー違反をすると感謝の気持ちが届きません。便箋の折り方や、封筒の向きによって入れ方が異なります。封筒や便箋のサイズに合わせて入れ方を確認しましょう。

二つ折り

三つ折りが便箋の折り方の基本ですが、正方形の洋封筒を使用する際はサイズによって二つ折りで封筒に入れる場合もあります。

手紙の文頭が右上にくるようにして便箋を置いて、真ん中に折り目がくるように下から上に折りたたみます。封筒には山折りになった側を下にして入れましょう。手紙の表面と封筒の表面は向きが合うように入れてくださいね。

三つ折り

手紙の文頭が右上になるように便箋を置いて、下から上に1/3になるように折ります。次に、上からもう1/3を下に折って重ねます。

封筒を裏にした状態で、三つ折りにした便箋の書き出しが右上にくるようにして入れましょう。手紙を入れる向きは受け取る側を考えて、取り出してすぐ読み始められるように入れるようにしましょう。

横長封筒の三つ折り

フォーマルなお礼状は基本的に縦長の和封筒。カジュアルな相手に対するお礼状は横長の洋封筒が使われることもあります。

縦長封筒も横長封筒も便箋の折り方は同じです。三つ折りにした便箋を横長の封筒に入れる際は、手紙の書き出しが封筒の表にあって右下になる向きで入れてください。書き出しは封筒の表から見て下にくる状態が正しいです。

お礼状の封筒の選び方

何に対するお礼状かによって選ぶ封筒の種類が大きく変わります。状況や内容、送る相手との関係、自分の立場を考慮してシーンに適した封筒を選択しましょう。また、感謝を伝える相手の好みも考慮しましょう。

封筒の色

フォーマルなお礼状は白い無地の封筒を使うのがマナーです。縦封筒は中身が透けない二重タイプが基本。一重タイプは弔事やお見舞いなど繰り返して欲しくないシーンで使用します。

請求書や事務的な書類などの送付に使用する茶封筒は×。ごく親しい人に宛てたお礼状の場合は、相手の好みのカラーを選択してもいいでしょう。デザインはシンプルがベストです。

封筒のサイズ

お礼状を送る際の封筒は、A4の用紙を三つ折りにして入れることができるサイズが基本です。縦長の和封筒であれば「長形4号・90×205mm」、横長の洋封筒であれば「洋形3号・148×98mm」を選ぶようにしてください。

お礼状を送る際は和封筒・洋封筒のどちらを使用しても、正式な文書を送る封筒として適しているので安心してください。

便箋は線入りのもの

お礼状の便箋は線入りが基本です。和封筒の場合は縦罫線の便箋、洋封筒の場合は縦罫線の便箋を選択しましょう。

封筒の便箋の形式を統一するのもマナーのひとつ。ビジネス関係や目上の人へのお礼状は、フォーマルにふさわしい和封筒に縦罫線の便箋を使うようにしましょう。結婚祝いや引っ越し祝いなどのお礼状は洋封筒に横罫線の便箋を合わせるのもいいでしょう。

便箋の色・サイズ

便箋の色は封筒と統一させるのが一般的です。白い無地の封筒であれば、罫線が入っただけの白い無地の便箋を使用しましょう。便箋サイズは一般的な便箋と同じB5サイズ。大学ノートと同じサイズです。

便箋と封筒のデザインが異なると、間に合わせのアイテムを組み合わせて送ったと思われる可能性が高いです。必ず共通のレターセットを準備しましょう。