人の運勢や運命、性格などを占う物は数多くありますが、そんな中でも古くから伝わっている物の中に「数秘術」と呼ばれる物があります、人の生年月日を計算式に当てはめ「運命数」を割り出す事で、貴方の性質や運勢、恋愛における傾向までを詳しく知る事ができます。今回は、カバラ数秘術の中でも特殊とされる運命数『22』の数字を持った人に向けて、貴方の幸福の手助けとなる情報を紹介していきます。
カバラ数秘術って?
カバラ数秘術とは、西洋の占星術や易学といった「占い」の一種で、固有の計算式に基いて割り出した数字から、人の運命や性質を占うという物です。その始まりは非常に古く、数千年前のエジプトや中国、ギリシャやローマといった国でも行われていた、という記録が残っている、歴史ある「占術」の一つとして知られています。
誕生数の割り出し方
誕生数・運命数などと呼ばれる「その人を占うための数字」の割り出し方は、いくつかありますが、最も有名な物としては「生年月日の数字を足していく」という物です。その割り出し方は簡単で、自分の生年月日をバラバラにした後「1桁になるまで足し算を行う」というだけの簡単な物になっています。
例えば1980年8月5日生まれであるならば1+9+8+0=18、そこから1+8+8+5=22、といった具合に繰り返していくのがカバラ数秘術の第一歩です。まずは紙にでも書いて計算してみましょう。
数字は運命を決める大事な要素
最終的に割り出された「運命数」こそ、貴方の性質や運命を占う大事な要素、中でも「22」という二桁の数字は、この数字が出た時点で計算を止めるなど数秘術の中では特別な物となっています。
カバラ数秘術に限らず「11」「22」「33」といったゾロ目の数字は、マスターナンバーなどと呼ばれ、特別視されている数字なのです。それだけこの運命数にたどり着く人は珍しい、という事ですね。
誕生数『22』が表す性質や人柄は?
数字の中に様々な意味や性質が込められたカバラ数秘術、『22』という数字に秘められた意味を知る事で、貴方の性格や得意な事など、人生において重要な要素が見えてきます。
「4」と「2」のどちらの性質も併せ持つ
本来、1桁になるまで計算を行うカバラ数秘術において2桁の状態で計算を止める数字は珍しく、その分特殊な数字になっています。中でも『22』という数字は「4」と「2」の二つの数字の性質を兼ね備えている、というのが特徴で、複雑な思考回路や性格を持っていると見る事ができます。
「2」は自分が安心できる場所を求めてフラフラ放浪するような傾向があり、一人で居るのは苦手で誰かと一緒に居ないと安心できない依存体質な傾向を持っています。その一方で「4」は正義感が強く、弱いものを守ろうとする真面目な性質で、何事にも慎重な計画づくりを欠かさない、頭の良さをを持っていると言われています。
このように、一見すると相容れないような、矛盾しているようにも見える二つの性質を併せ持っている、という事こそ『22』という運命数を持った人の本質と言えるでしょう。
万能に物事をこなす天才型
『22』の運命数を持った人は頭の回転が早く、常に物事を先読みして行動する、といったある種「天才」と言えるような性質を持っていて、何事も万能にこなしてしまう事も多いでしょう。
そんな器用に物事をこなす姿から、周囲には頼りになる人、と思われる事が多く、仕事やプライベートでも頼られる事が多いのですが、実は本人は「頼られるより頼りたい」と思っている事が多いです。
これは「2」の性質も持っているためで、本人はどちらかといえば誰かに守ってもらいたい、という依存体質を持っているので周囲からの扱いと自分の考えの違いに悩む事もあるかもしれません。
穏やかなムードメーカー
頭が良く、様々な知識を探求する事が苦にならないタイプである事も多く、人と話していても自然と相手を楽しませられる、そんな話術の持ち主になる事が多いのも『22』の性質の一つです。
フランクに誰とでも仲良くなれる性格で、ムードメーカー気質なので、自然と周りには人が集まり「2」の性質である孤独が苦手な部分はある程度解消される事が多いでしょう。
実は人を引っ張るのは苦手
頼りになる人、穏やかなムードメーカーといった印象で周囲に人が絶えない、ある種の人気者である一方で、実は周囲の人間を引っ張っていくのが苦手な側面も持ち合わせています。
頭の回転は早いのでその場その場で最適な答えを持っては居ても周囲に気を使い合わせる事を考える余りそれを言い出すことができないという傾向が見られる事も。周囲を気遣う事と優柔不断になってしまう事は似ている所もあります、優柔不断にならないよう、自分の意見を周囲に伝え、時にはリーダーシップを取る事も大事です。
一方で神経質になってしまう事も
器用で頭の回転が早く、物事に対して答えを出すのは早い物の、自分に自信が満ち溢れているタイプとは言い難いので、周囲に対しての期待が大きくなりすぎて神経質な一面が出てしまう事も。
また、先にも書いた依存体質の傾向から、いつか一人になってしまうのでは、という不安を抱えている事が多いので、メンタル面での疲労などが積み重なるとそういった不安が表面化する事があります。
頭の回転の速さがマイナスの方向に傾いてしまうと、これから起こるであろう悪い事にばかり目がいき、不安を加速させてしまいます。こういった事にならないようリラックスを心がけるのも大事です。
誕生数『22』の人が持つ恋愛傾向
運命数から導き出されるのは、その人の性質や運命だけでなく恋愛における傾向や考え方なども含まれています。良い事は良い事として受け取り、悪い事は改善していけるよう、恋愛傾向も見ていきましょう。
独占欲が強い「執着愛」
『22』の運命数が示す恋愛傾向は、好きになった人に対して強い執着を持つ、愛情深い独占欲が挙げられます。これは依存心の強い「2」の性質が強く出ているため、と言えるでしょう。
相手のダメな所や、本来ならば合わない所を見ても決して自分から離れていく事がないため、選ぶ相手を間違えると、ズルズルと泥沼にハマっていってしまう傾向があります。
理想が高く「会話」が大事
天才肌で頭の回転が早い『22』の数字を持つ人は、恋愛においても相手に対して高い理想を求める傾向があり、自分よりも優秀な人に対して惹かれる事が多いでしょう。
愛情深く相手を大切にし、結婚して家庭を持ってもその部分は変わりませんが、不安を抱えやすい傾向は恋愛においても同じ、会話が少ないと不安を募らせる事が多くなりがちです。
元々器用さや頭の良さを持ち合わせているので、パートナーとは会話を重ね、お互いの愛情を確認していく、そんな支え合うような関係作りを意識すれば、円満な家庭を築くのも難しくないでしょう。
別れた時には長く引きずる事も
相手に対して執着心が強く、独占的な欲求が出やすい恋愛傾向なので、パートナーとの関係を解消する事になった後も「いつか戻ってきてくれる」と信じて長く引きずる事も多いです。
既に終わってしまった関係にも関わらず、それを受け入れられないと「いつかヨリを戻せる」と信じ込んでしまう事もあるので、結果として婚期の遅れなどの原因になります。
愛情深いのは美徳の一つであり、魅力の一つではありますが、終わってしまった事をいつまでも引きずって生活していくのは心のゆとりをなくす原因にもなるので、注意が必要です。
視野を広く持つ事が大事
孤独を恐れ、不安を抱えやすい性質から、愛情に飢えているという見方もできますが、相手からの愛情を求めるばかりでなく、自分からも相手に愛情を注ぐ事が肝心です。
優秀な頭脳や、鋭い感受性を兼ね備えた『22』の運命数を持つ人は、ただ闇雲に意中の相手や恋人を追い求めるだけではなく、広い視野で物事を見る事が出来たなら必ず幸せをつかめるでしょう。