ダグ・エムホフ氏の口にキスをするジル・バイデン氏
アメリカ合衆国大統領ジョー・バイデンの妻であるジル・バイデン氏が、副大統領カマラ・ハリスの夫であるダグ・エムホフ氏の口にキスをする瞬間をキャッチされ注目を集めている。
ジョー・バイデン大統領は現地時間2月7日夜、上下両院合同会議で行う一般教書演説を実施。一般教書演説とは、大統領が現状を報告し、今後の施政方針を表明するものだ。
この会場にはもちろん、「ファーストレディ」と呼ばれるバイデン大統領の妻ジル・バイデン氏と、「セカンドジェントルマン」と呼ばれる副大統領のカマラ・ハリスの夫ダグ・エムホフ氏も出席。しかし注目を集めたのは、この2人のあいさつの仕方だ。
ジル・バイデン氏が会場に着き席に向かった際、ダグ・エムホフ氏と笑顔で握手をしたのだが、その時ジルからダグにキスをしたのだ。しかもホホなどではなく、唇と唇とのがっつりキスであった。
米TMZ誌によると、口と口のキスは、古風だが本来は礼儀正しい仕草であるという。しかし同誌は、この2人のキスは単なるあいさつ以外にも深い意味があるかもしれないと読み取っている。
民主党内では、ジョー・バイデン大統領は数週間以内に2期目の大統領選への立候補を発表すると考えられている。しかし民主党内には、副大統領であるカマラ・ハリス氏が次の大統領選への足かせになっていると考える人物も一部おり、彼女ではなく新しい副大統領候補を選ぶことを望む声もあがっているという。
TMZは、ジルからダグへの唇のキスは、「次の選挙もカマラ・ハリスを副大統領候補に選びますよ」といったメッセージの可能性があるのでは、と報じている。もちろん確かな証拠はないのだが、同誌は世界中が注目する場面でキスを交わすということの重要性はジルも理解しているだろうと説明した。