ハリー・スタイルズと、アデル Photo: Rob Latour/Shutterstock, David Fisher/Shutterstockハリー・スタイルズと、アデル Photo: Rob Latour/Shutterstock, David Fisher/Shutterstock

グラミー賞授賞式にて、アデルが取った行動に一部ファンが困惑している。

米時間2月5日(日)、米カリフォルニア州・ロサンゼルスにあるクリプト・ドットコム・アリーナで、世界最高峰の音楽の祭典「第65回グラミー賞授賞式」が開催された。

主要4部門のうちの1つ「年間最優秀アルバム賞」には、人気ボーイズ・グループ「ワン・ダイレクション」のメンバーで、現在はソロシンガー、俳優として活躍するハリー・スタイルズのソロ3枚目となるアルバム「Harry's House」が輝いた。

この部門には、ハリー・スタイルズのほかにビヨンセやバッド・バニー、そしてアデルらがノミネートされていた。

そんな中、最優秀賞受賞者としてハリーの名前が呼ばれた瞬間のアデルの行動に注目が集まっている。

あるツイッターユーザーが投稿した動画には、ハリーが受賞スピーチを披露している間に、席を立つアデルの姿が映っていたのだ。

一部のファンはこのアデルの行動が、ハリーの受賞に納得がいっていなかったことによるものだと主張。アデルは友人ビヨンセの受賞を願っていたがそれがかなわなかったため、抗議の意味であえてスピーチ中に席を立ち、会場を去ったのではないかと訴えた。

では、アデルは本当に帰ってしまっていたのだろうか。

じつはハリーのスピーチ中、アデルの姿は何度もカメラにおさめられている。もちろん、席を立つ様子はない。ハリーのスピーチに胸を打たれながらも、うれしそうな表情でステージを見つめる姿も確認できる。

つまり、一部のファンによる完全な勘違いだったのだ。

なお、アデルについては、かつて「グラミー賞授賞式をボイコットするのではないか」というウワサが流れたことがある。

これについてアデルは、「だれが受賞したとしても、心から拍手をおくる」と明言。「私がグラミー賞授賞式に参加しないなんてありえない、グラミーという賞や他のアーティストに対して、これほど失礼なことはない」と述べている。