マドンナ
グラミー賞授賞式に登場した際、顔について指摘されたマドンナが、世間の声に反応を示した。
米時間2月5日(日)、米カリフォルニア州・ロサンゼルスにあるクリプト・ドットコム・アリーナで、世界最高峰の音楽の祭典「第65回グラミー賞授賞式」が開催された。
この中でサム・スミスとキム・ペトラスのコラボ楽曲「Unholy」を紹介するため、歌手のマドンナがサプライズでステージに上がった。
マドンナは集まった観客たちに向かって、「私はこの場所に、新しい道を切り開こうと熱い気持ちを持って集うすべての反逆者たちに感謝するために来ました」と語りかけると、「トラブルメーカーのみんな、あなたたちの大胆不敵さは、もはやみんな知っています」と力強いメッセージを送った。
しかし、マドンナのスピーチよりも、マドンナの容姿に注目が集まった。
この日マドンナは、分厚いリップに、三つ編みのツインテール、前髪も三つ編みにして左右にたらし、さらに目に見えないくらいの極細眉と、かねてから知られている彼女の姿とはかけ離れたものだったことから、ネット上では、「マドンナ?あれが?あれはちがうでしょ。そんなはずない」「グラミー見てるけど。マドンナ、整形だけはしないでほしかった」「マドンナ、もはやマドンナに見えない。あれだれ?すごくヘン」といった、マドンナの容姿を指摘するコメントが相次いで投稿された。
これらのネットの反応を見たマドンナは、容姿を罵倒する人々にメッセージを送った。
マドンナは自身のインスタグラムにグラミー賞授賞式のバックステージでの映像を共有。「サムやキムのようなアーティストの大胆不敵さに感謝を捧げるという私のスピーチに焦点を当てる代わりに、多くの人が私のクローズアップ写真についてだけ話すことを選んだの。メディアのカメラマンが長いレンズのカメラで撮った、誰の顔でも歪んでしまう写真よ!!」と、コメント。
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さらに、「またしても、私たちの住む世界に蔓延する、年齢差別や女性差別の目にさらされてしまったわ。45歳を過ぎた女性を祝うことを拒否し、彼女が強い意志を持ち、勤勉で冒険的であり続けるなら、彼女を罰する必要があると感じる世界ね」と、今回のネットの反応には差別が込められていると指摘した。
また、「私はこれまで自分がおこなったクリエイティブな選択や、自分の外見や服装について謝罪したことはないし、これからもするつもりはない。私はキャリアの初期からメディアにけなされてきたけど、これはすべて試練だと理解しているし、私の後ろにいるすべての女性が今後よりよく過ごせるよう、私はよろこんで先駆者になるわ」と、これからもそういった批判に負けない姿勢を見せた。
そして最後にマドンナは「破壊的な行動。境界線を押し広げる。家父長制に立ち向かう。そして何よりも自分の人生を楽しむことをこれからもずっと楽しみにしている。頭を下げろ、ビッチたち!」と締めくくった。