・『DIOR(ディオール)』のアンバサダーを務める、BTS(防弾少年団)ジミンの強大な波及力が話題となっている。
・去る1月、パリのファッションウィークに登場した彼は、現地で大きな注目を集めた。
・メディアの報道によると、彼がSNSに投稿したDIOR関連の映像は、1700万ドルもの莫大なメディア価値を創出したという。
BTS(防弾少年団)のジミンが、世界で爆発的な関心を引き出していると話題だ。
海外メディアによると、フランスの高級ブランド『DIOR(ディオール)』のグローバルアンバサダーに就任したジミンが、ブランドを代表する“顔”として、見事なまでの役目を果たしているという。
彼は、去る1月にアンバサダーに抜擢されて以降、ファンはもちろんのこと、ブランドファッション業界やメディア記者、そして一般大衆までの高い関心を一身に集めている。
BTSとDIORの縁は、ブランドのメンズディレクターであるキム・ジョーンズが、2019年にBTSのツアーステージで着用する衣装デザインを手掛けた時から続いているが、今回ジミンはBTSメンバーとして初めてブランドと単独契約を結んだ。
彼は、1月13日に、BIGBANGのSOL(ソル)とのコラボ曲『VIBE』を発表したばかり。
次なるソロ活動に注目が集まる中で伝えられたアンバサダー就任のニュースは、世界中のファンの間ですぐに話題となった。
普段から彼が着用した服やアクセサリーはすぐに完売状態になる。そのことからメディアは「ファンをDIORの売り場に向かわせた」と表現した。
その予想通り、SNSでは「#DiorxJimin」のハッシュタグや、ファンが購入したDIOR製品の開封動画などがすぐにトレンド入り。
さらにジミンのアンバサダー就任後2日で、DIORの株価が1株当たり789ユーロとなり史上最高値を達成したそう。今回も、彼の影響力の高さが実証された。
そんな彼が、パリのファッションウィークに登場。1月20日(現地時間)、フランスのパリで開催されたDIORのショーに出席した。
すると一目見ようと、数千人ものファンが会場前の広場に集合。ジミンが姿を見せると、大きな歓声が沸き上がり、多くのメディアが彼を追いかけた。
韓国メディアのスポーツ京郷(sports.khan.co.kr)が、その時のジミンの人気ぶりを表す指標を紹介している。
インフルエンサーマーケティングプラットフォーム(Lefty)によると、彼が自身のインスタグラムにアップしたDIOR関連の2つの投稿は、1700万ドルものEMVを創出したのだという。これは、“2023-2024パリファッションウィーク”インフルエンサーの1位を占めた。
Earned Media Value(アーンド メディア バリュー)の略。ソーシャルメディア上で獲得した価値のこと。
これがどれだけすごいことかと言うと、ブランド順位1位を獲得したDIOR全体のEMVは3150万ドル。つまり、ジミンがもたらした1700万ドルというメディア価値は、全体の約54%に達する値なのだ。
まさに彼は強大な波及力を持つ、真のワールドスターであることを証明してみせた。
しかし、彼の本当のパワーは、ソーシャルメディア上の価値だけでは到底表すことはできない。
アンバサダー就任ニュースの圧倒的な話題性、パリの会場前に集結した数千人ものファン、そこから広がっていく個人の口コミなど、全ての影響力を引っくるめれば、それこそ莫大なブランド価値を生み出しただろう。
DIORのグローバルアンバサダーであるジミンは、世界そして誰もが認める見事な役目を果たしている。