インタビューに答える宅見将典インタビューに答える宅見将典

日本の作曲家、プロデューサーである宅見将典が、第65回グラミー賞授賞式にて、「最優秀グローバル音楽アルバム賞」を受賞した。

宅見将典は日本、大阪府出身の作曲家、編曲家、プロデューサー。ジャンルにとらわれない様々なアーティストに楽曲を提供し、主に作曲家、編曲家、プロデューサー、ピアニスト、ギタリスト、ドラマーとして活動中だ。叔父は歌手の西城秀樹

宅見は日本時間2月6日朝に開催された「第65回グラミー賞授賞式」にて、「Masa Takumi」名義で昨年9月に発表したアルバム「Sakura」が最優秀グローバル・ミュージック・アルバム賞を見事受賞。過去にも宅見が参加した作品がグラミー賞にノミネートされたことはあるが、受賞は今回が初めてだ。

同賞受賞の直後、宅見は会場でインタビューに応じ「本当に何も準備していませんでした。言葉が出ません」と、通訳なしで流暢(りゅうちょう)に回答。受賞前のWOWOWのインタビューには「12年前に英語を勉強し始めて、そこからこの道のりが始まった」と語っていた。

受賞直後のインタビュー

インタビュアーに「誰か感謝したい人などはいますか?」と聞かれた宅見は「レコーディング・アカデミーは私に音楽の機会だけでなく、すばらしい人々に会う機会をくれました。12年前に英語を勉強し始めた時は、アメリカに友人などはひとりもいなかった。レコーディング・アカデミーは僕に全てを与えてくれました。それにこのトロフィーも!」と、うれしそうに語った。

最後には「この受賞は僕にとって最後の受賞になると思います(笑)。楽観主義者ではないので」とジョークを放つ余裕も見せた宅見。4月の桜シーズンには日本でツアーをする予定だと語った。

放送情報

「生中継!第65回グラミー賞授賞式®」 ※二カ国語版(同時通訳)
2023年2月6日(月)午前 放送・配信

「第65回グラミー賞授賞式®」 ※字幕版
2023年2月6日(月)夜 放送・配信