オースティン・バトラー
『エルヴィス』の俳優、オースティン・バトラーが、ようやくエルヴィス・プレスリーの“なまり”をなおしはじめたようだ。
オースティンは、先日、イギリスの人気トーク番組「The Graham Norton Show」に主演。映画『エルヴィス』のプレスツアーがほぼ終了した今、エルヴィスのような話し方をやめたいとコメントした。
「ぼくは今、なまりを取り除いているんだけど、ぼくの声帯は、すべての(エルヴィスの)歌で損傷しているんだ」とコメントしたオースティンは、映画のために「1曲は40テイクを取った」と付け加えた。
オースティンといえば、2022年のバズ・ラーマン監督による伝記映画『エルヴィス』で見事に故ロックンロール王エルヴィスを演じ切った。彼の演技は多方面から高評価を受けており、2023年のゴールデン・グローブ賞で、映画部門の主演男優賞を受賞。このときのスピーチでは、エルヴィスのなまりが消えていないことでネットが騒ついていた。
「エルヴィスの亡霊がオースティン・バトラーに乗り移ったのか?」など、ネット上で数々の声が投稿されていた。
しかしオースティンは当時、なまりをつけているわけではなく、普通に話していると断言していた。「まだ(エルヴィスの)ように聞こえるとは思わないけど、よくそう耳にするから、そうなんだろうね」と彼は記者団に語り「だから、ぼくのDNAの中に彼の断片があるのは確かだし、常にリンクしているんだ 」と語っていた。
『エルヴィス』は、世界で最も売れたソロアーティストとして数々の伝説を打ち立てたエルヴィス・プレスリーの真実の物語。オースティンは、圧倒的な歌唱力、そしてなにげない動作までもまるでエルヴィスのようなパフォーマンスを披露している。